リプニツカヤ<ズエワとの練習は喜びだった>
2015年9月12日
TASS通信アルチョム・クズネッツォフ記者
ソチ五輪フィギュアスケート団体戦の金メダリスト、ユリア・リプニツカヤは、振付師のマリーナ・ズエワのもとで過ごしたアメリカ合宿のあいだ、毎回のトレーニングから喜びを得ていた。このことについて土曜日、フィギュアスケート露代表チームのテストスケートが始まったソチで、選手本人がジャーナリストたちに語った。
ズエワはこの夏、リプニツカヤとそのコーチであるエテリ・トゥトベリーゼの新プログラム作りを手助けした。ここ2シーズン、リプニツカヤのプログラム作成を担当していたのは元フィギュアスケーターのイリヤ・アヴェルブフだった。
「とても気に入りました。第一印象は、リンク(※の使用可能時間)のワイルドな量。あっちでは7~8時間滑ることができます。あっちの子たちがそんな長時間滑っていることにものすごく驚きました。いちばん面白かったのは、練習していると1日がいつの間にか飛ぶように過ぎてしまったこと。それから、もちろん、雰囲気が記憶に残りました。私にぴったりの雰囲気で。そこで練習することはひとつの喜びでした。マリーナがとても親切で良い人なので、私はただ驚いています。モスクワの環境はありえないほど対照的。各トレーニングが終わるごとに私は嬉しさで輝いていました。それまであまり気分が良くなかったときですら。あそこに居られて幸せでした」とリプニツカヤは語る。
彼女のショートプログラムはアメリカンスタイルで貫かれている。「世界選手権(編集中:ボストンで開催される)に出場する可能性を考えての選択。最初のうちはすごく慣れませんでした。前半はまだ私に合っていますが、後半は、どうにかこうにかやり始めたんです」とリプニツカヤは話す。
今シーズン、この17歳の選手はグランプリアメリカ大会への出場を計画している。この試合の前にもう一度トゥトベリーゼコーチとともにズエワグループで短期間の合宿をするとリプニツカヤは言う。「そこでさらにもう少し練習してから試合に臨みます」と彼女は付け加える。
リプニツカヤは昨シーズン、ヨーロッパ選手権の代表メンバーに選ばれなかった。ロシア選手権9位という成績を受けてのことだ。その結果、上海の世界選手権にも不出場。バルセロナのグランプリ・ファイナルでは5位だった。
来るべきシーズンについて、彼女は現時点で自らの可能性を楽観的に評価している。「最初は50%の自信でしたが、今日の滑走を終えて52%になりました。今日は大きなミスはしなかったので、満足しています」とリプニツカヤは締めくくった。
<原文>
http://tass.ru/sport/2256641
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