(トランコフ、プログラムを語る1)
2015年7月6日
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何らかのを演目を滑るとき、魔法のような瞬間というものがある。たとえば、カティア・ブニアティシヴィリのラフマニノフの生演奏で滑りながら、僕は氷上の霧にいつも心臓が止まりそうになった。まるで僕らがおとぎ話の登場人物で、まわりには誰もいないかのよう。あるのはただおとぎ話のように美しい音楽と、おとぎ話のように美しいターニャと…そして氷の魔法だけ。
2015年7月7日
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ヤンニの『ワン・マンズ・ドリーム』。このナンバーにまつわるストリーは?
2013年、オーベルストドルフのネーベルホルン・トロフィーでのこと。シーズンの最初で、チームみんなが初戦に向けて取り憑かれたように準備していた。重要なのは勝つこと!シーズンを優勝から始めること!
そして金メダルをとり、息を吐き、心地よく疲れて…そして記者会見でショーナンバーについての質問が。そして…ナンバーなんてない!ナンバーどころじゃなかった(^^)。その代わり、僕のiPhoneにオーディオコレクションがあった!朝のうちに僕らは音楽をつなぎ合わせたが、それを自分の中に落とし込むのは簡単だった。だって「夢」がいる!僕のターニャがいる。(つづく)
2015年7月8日
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プロコフィエフの『ロミオとジュリエット』。僕たちの最初の作品で、はじめて“自分の”観客を見つけ、はじめてスタンディングオベーションをもらったプログラム。N・モロゾフとA・カプラノワによる振り付けにまつわる思い出にはたくさんのストーリーがあり、そのすべてが興味深い。
僕らみんなの苦難の成果は2011年のロシア選手権にあらわれたが、試行錯誤した。神聖な「アート・オン・アイス」のショーへ招待され、ヨーロッパ選手権を回避した。他のどこでもなく、このショーの故郷スイスで開催された大会だった。
世界選手権で銀メダルをとり、僕らふたりにとって最初の表彰台になった。それから4年後、ロシア郵便はこのポーズを2014五輪のフィギュアスケートカテゴリの公式切手に使用した。
さらに、これはおそらく、預言のプログラムだ。最も有名な愛のストーリーで、ファンの心だけでなく僕らの心にも愛をもたらした。そう、ただ僕らはストーリーを少し書き換えて、今やハッピーエンドになった!そして今日もつづきを書いている♡
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