ミーシン<トゥクタミシェワは女子のスケートを具現化している>
よく似た内容の記事があったので、2つの記事を混ぜて訳しています。チーム・ミーシンの戦術が大当たりしますように!
2014年12月13日
イネッサ・ラスカゾワ
リーザは冷静で自信を持っていた。というのは、精神面と物理面の間には直接的なつながりがあるからだ。もし選手が良いトレーニングをすれば、次には良い演技をして何倍も成長する公算が大きい。もちろんカミカゼが吹くことはあるし、私にもそういうことがあった。トレーニングで何もできず、ウォームアップで何もできず、そのまま出て行ってやってのけるということが。とはいえ、うちの娘については何かポジティブなことを話そうではないか!
グランプリファイナルのメンバーの中で、アメリカのアシュリー・ワグナーとトゥクタミシェワだけが実際に女子シングルスケートの典型を身をもって示している。それは、リーザが年長で様々な大会を経験しているスケーターだからではない。彼女のスケートが実際に女性らしいからだ。私とリーザの戦術は正しかったと思う。明るい顔をした子ども向けの音楽の代わりに、強い音楽をショートプログラムに選んだ。
さらにもうひとつの側面がある。現在のルールは、出来るだけ多くの動きをするようスケーターを扇動する。ロッカー、カウンター、ターン、足を上げて、足を曲げて…これはソビエト及びロシアのフィギュアスケートで常に評価されてきたこととはまったく違う。我が国にはイーゴリ・ボブリン、ユーリ・オフチニコフ、ベロウソワ/プロトポポフ組などの素晴らしい手本がいた。彼らは数え切れないほど何度も膝を曲げたりターンをしたりしてジャッジを満足させるのではなく、氷上に劇を創り出していた。私とリーザはこれと同じ戦術をとっているのだ。
<原文>
http://www.sovsport.ru/news/text-item/766223
http://rsport.ru/figure_skating/20141213/794760322.html
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