トゥクタミシェワ<試合が恋しかった>
急いで訳したので、きちんと調べ切れていません。おかしなところがあったら遠慮なくお知らせを。
2014年10月25日
アレクサンドル・グリシン
(前文略)
― エリザヴェータ、あなたは他の選手より早くシーズンインして、3つの試合に連続出場して、今回がこの1カ月間で実質4つめの試合になりますね。しかも海の向こう側で。とても疲れているのでは?
はい、多少の疲れはくすぶっていますが、心地よい疲れです。やっとまた試合に行けることが嬉しくて。大きな中断があって、長い間滑っていなかったので、試合はとても必要でした。プログラムを滑り込んで、ランキングを上げなくてはいけませんでした。それに、試合が恋しかったんです。そういうわけで、連続3試合という私のマラソンはマイナスではなく、むしろプラスです。
― うまく復活できますか?
そうしようとしています(微笑)。力を均等に配分して、不必要なエモーションを撒き散らさないよう努力しています。
― 時差ボケはどうですか?ふつう3~4日目にいちばん顕著に現れますよね。あなたはまさにそのタイミングで出番を迎えて…
そのことは考えないようにしています。それに、こういう条件に置かれているのは私一人じゃないし、選手の大多数は大きな時差のある国々から集まって来ています。ここでは、そうしようとする人が調子を合せることができるんです。すべて順調に行くよう願っています。
― シカゴのリンクの特徴は?
ここではまだ1回しか練習していません。氷は悪くありません。でも、北米はだいたいどこでもそうなんですが、リンクサイズがロシアのより少し小さいんです。本番までに合わせますが、1回目の練習はいつも少しやりにくいものです。滑ることはできますよ!
― アレクセイ・ニコラエヴィチが来ていますが、パスポートのトラブルがあったんですよね?(※編集注:アレクセイ・ミーシンコーチはフィンランドでの試合前、書類の入ったかばんを盗まれた。それでエリザヴェータは、リンクサイドでのいつものサポートがないまま優勝した)
ええ、ええ、コーチはここにいます。もう私と一緒です。二人で来たんです。
―コーチ不在の中で滑るのはどうでしたか?
もちろん、そばにコーチがいないと少し大変ですが、振付師のタチヤナ・プロコフィエワが一緒でしたから。私のことをとてもよく知っていて理解してくれているので、適切な言葉をかけててくれました。
― 今シーズンすでにグレイシー・ゴールドに勝っていますが、そのことがスケートアメリカで何か意味を持つでしょうか?
いいえ、何の意味も。私がここへ来たのはほかの選手たちと戦うためではなく、もう一度ふたたび自分に打ち克って、スケートを楽しんで、ジャッジや観客に喜んでもらうためです。
― こういうアプローチのしかただと、もう3大会で優勝しているといっても、主要な試合はまだこれからですよね。今シーズンのいちばんの目標は何ですか?
ロシア選手権でいい演技をすることです。
― 今シーズンのプログラムは、あなたがこれまですでに滑ってきたものと何か似ているように見えました。これについては?
これは私のスタイルです。東洋、スペイン、ジプシーのモチーフ、それにタンゴ…ええ、とても正しく見えていますね(微笑)
―今シーズン、男女シングルも含めてボーカル曲の使用が解禁されましたが、あなたはまだ使っていません。なぜですか?
ボーカル入りのプログラムはそもそも作るつもりがありませんでした。私の考えでは、何かポピュラーなメロディーが流れたり、プログラムの中にボーカルが入ったりすると、見ている人はスケートやエレメンツの実施に100パーセント集中できず、観客は歌声に切り替えられてしまいます。ボーカルは気を逸らせます。
<原文>
http://news.sportbox.ru/Vidy_sporta/Figurnoe_katanie/w/spbnews_NI491287_Elizaveta-Tuktamisheva-Soskuchilasi-po-sorevnovaniya
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