ミーシン<生徒たちは何度も表彰台に上がる>
そして、ミーシン先生、ショーの名称が少し違う気がするのですが?
2014年9月13日
アレクセイ・ザバコフ
我々のグループの選手たちは新シーズン、大きな国内・国際大会で一度ならず表彰台に上がるだろう
サマラでフィギュアスケートのロシア杯第1戦が行われている。男子シングルではセルゲイ・ヴォロノフが優勝し、2位にアルトゥール・ドミトリエフ、3位にアレクサンドル・ペトロフが入った。女子シングルではエリザヴェータ・トゥクタミシェワが1位となった。アレクセイ・ミーシンコーチが教え子のドミトリエフ、ペトロフ、トゥクタミシェワの結果について総括した。
シーズンの入りは、総じてうまく行った。計画していたことすべてができたわけではない。しかし、アレクセイ&タチヤナ・ミーシン、オレグ・タタウロフ、タチヤナ・プロコフィエワからなる我々の友好的で創造的なチームの生徒たちは、ロシア杯第1戦で悪くなく見えた。男子ではアルトゥール・ドミトリエフがショートプログラムで素晴らしい滑りをした。フリーでは少し良くなかったが、トータルで立派な結果を示した。アルトゥールが2年間の停滞を経て、自分自身のレベルに戻ってきていることが嬉しい。サマラでの2位は新たな頂点の始まりだと信じている。
我々はジュニアのアレクサンドル・ペトロフに大きな期待を寄せている。リュブリャナ(スロヴァキア)のジュニアグランプリで非常に立派な結果を出して喜ばせてくれた。定評あるライバル選手、中国のボーヤン・ジンを少しいらいらさせた。
そして今回、サーシャ(※アレクサンドルの愛称)はショートプログラムで崩れはしたが、これはシーズン初めとしてはそれほど恐ろしいことではなく、フリーでは集中して勝つことができた。どこかの誰かではなく、ヨーロッパ選手権準優勝者であるセルゲイ・ヴォロノフに勝ったのだ。ペトロフはより強くなり、大人になって、すでに大きな国際大会の、しかもシニアのロシア代表の座を国内トップ選手たちと競える状態にある。
― エリザヴェータ・トゥクタミシェワは昨シーズン、うまく行きませんでした。深刻な怪我もありましたね。彼女の復活をどう評価しますか。
エリザヴェータにとって重要なのは、自分と自分の力に信頼を見出すこと。長いあいだ怪我のため試合に出ておらず、初戦が少し難しくなるのではという危惧があった。しかし、ショートプログラムでリーザは自分自身を乗り越え、最高の演技に近い滑りを見せた。フリーでは少しミスをしてしまったが、初戦というものは、良いタイミングで部分的に手を入れたり、誤りを修正するためにこそ必要なものだ。
― 生徒たちに今年どんな課題を出しますか。
我々は最大限主義者で、生徒たちには最高の結果を要求している。ロシア杯第1戦を試合的条件におけるテストスケートとして審議した今、その結果から敢えて次のように申し出ることができる。我々のグループの選手たちは新シーズン、大きな国内・国際大会で一度ならず表彰台に上がるだろうと。
― 五輪ダブルチャンピオンのエフゲーニー・プルシェンコの健康状態はどうですか。現役続行の中でどんな計画を立てていますか。
エフゲーニー・プルシェンコはとても良い状態だ。パワーとエネルギーに満ちていて、今は12月に開幕する壮大なショーの準備に積極的に取り組んでいる。フィギュアスケート界の歴史で最も力強く、ユニークなショーになるだろう。それは名称にも内在している。『雪の王エフゲニー・プルシェンコ』だ。ショーは、ある面ではエフゲーニーの芸術活動の新たな明るいページとなるだろうし、別の面ではトレーニングの本質的要素の一部となるだろう。
<原文>
http://www.team-russia2014.ru/article/figur/17754.html
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