ミーシン<プルシェンコは’22五輪にペアで出場しない>
2014年7月13日、サンクトペテルブルク
イタルタス通信、ボリス・ホドロフスキー
ペア競技で出場するつもりはない
フィギュアスケート競技で2度オリンピックを制しているエフゲーニー・プルシェンコは、2022年の五輪にペアで出場する計画はないが、アイスダンスなら可能性がある。イタルタス通信の電話取材でアレクセイ・ミーシンコーチが語った。
数多くのアイスダンスやペアが解散し、新たなカップルが結成されているが、この状況下でも正真正銘のセンセーションとなったのは、3度の欧州チャンピオンにして世界チャンピオンのブライアン・ジュベール(フランス)とロシアのカタリナ・ゲルボルトのペア結成だ。彼女はシングル選手としてミーシンのグループでキャリアを積みはじめ、2009年の欧州選手権6位が最高成績となった。その後、ゲルボルトはアレクサンドル・エンベルトとペアを結成し、最初はタマーラ・モスクヴィナ、次にオレグ・ワシリエフコーチのもとでトレーニングを行ってきた。ゲルボルト/エンベルト組の最高成績は2011年の欧州選手権4位だった。
「これは普通とは違う。フィギュアスケート界で普通とは違うことはすべて、注目を集める。プルシェンコが自身5回目のオリンピックに出場するつもりだという報道が、どんな反響を呼び起こしたか思い出してほしい。ジュベールのことはとてもよく知っている。私の生徒たちともう10年も試合で戦っているし、ゲルボルトの方は、私のグループで国際舞台への第一歩を踏み出した」
イタルタス通信の取材相手の考えによれば、この新しいペアに技術面での大きな難題は持ち上がらないはずだ。
「二人ともシングル競技の武器をすべて扱えるし、ジュベールのようなアスリートにとって、リフトやツイストやスロージャンプを早くものにするのは苦労ではない。男性の身長差が小さいことは、いくつかの面でむしろプラスだ。二人は美しく、調和して見えるだろう。新しいペアには、平昌で世界を驚かせるための時間が4年間ある」
この著名なロシアのコーチが言うには、2022年の五輪にプルシェンコがペアに転向して出場することは検討していない。
「もしこのテーマで空想にふけるとすれば、2018年の五輪後、アイスダンスに転向する話ならできる。ただ、そのためには、プルシェンコのカリスマ性とフィギュアスケートの理解のレベルに見合う、若いパートナーが必要だ」
<原文>
http://itar-tass.com/sport/1314263
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