ヤグディン<リプニツカヤは軽々と五輪チャンプになれる>
2014年2月10日
アナスタシア・ボグダノワ
リプニツカヤは軽々と金メダルを獲れる
フィギュアスケートの五輪チャンピオン、アレクセイ・ヤグディンがソチオリンピックのフィギュアスケート団体戦を総括し、個人戦について予測した。
(略:団体戦について。もちろんロシアの勝利を喜んでいるが、色々と問題がある)
エフゲーニー・プルシェンコの演技は、僕にとても良い印象を残しましたよ。ショートプログラムの方はね。フリーに関しては、ジャッジたちは自分自身の得点をつけましたが、僕なら無遠慮に意見を言うでしょう。でも、彼はチームの期待を裏切らないために、最後まで落ちついてたどり着くために、もうひとつ金メダルを獲るためにすべてのことをやりました。
フリープログラムの途中でジェーニャの腰に痛みが出たことは知りませんでしたが、驚きませんでしたよ。彼はものすごい数の手術を受けてきていますから。それでも彼がリンクへ出たのは、よくやったと思います。
今後のシナリオのひとつに、プルシェンコが個人戦を欠場し、代わりにマクシム・コフトゥンがリンクへ出るというものがあります。もしエフゲーニーが出場するなら、コフトゥンの方は、個人戦に出てくる選手たちとハイレベルな戦いをすることができません。でも、フィギュアスケートは何でも起こり得るスポーツです。氷は滑りますからね。
エフゲーニーの健康を心から願っていますよ。続けて出場する準備ができていると彼が言うのなら、僕たちは大いに応援し、彼のスケートを楽しみましょう。
ユリア・リプニツカヤは、ブレイクですね。1998年の長野五輪での、アメリカのタラ・リピンスキーと同じように。彼女は当時15歳で全員を打ち負かしました。ユリアの見通しについてもし半年前に質問されていたら、彼女が戦いのあらゆる熾烈さに耐え、フィギュアスケートに現れた技術的な新制度に耐え抜くことができるとは、僕は信じなかったでしょうね。
でもリプニツカヤは、ロシア選手権でも、ヨーロッパ選手権でも、とても素晴らしい滑りができることを証明するだけでなく、ジャッジたちも彼女をその真価にしたがって評価し始めました。これは、イリヤ・アベルブフが彼女にプログラムを作ったことと関係があるかもしれません。彼は本当に創造者で、ジャッジの注意を引く独自の魅力を取り出してみせることができます。リプニツカヤは現時点で軽々とオリンピックで優勝できます。団体戦の金メダルを持っていますしね。
ユリアという現象の要は、年齢の若さにあります。彼女はまだ起こっていることを単純に自覚していませんし、それにプラス、子どもの身体を持っています。どうか成長過程が彼女の将来を妨げませんように。15歳で出場するのと30歳で出るのとでは、大きな違いが生じますから。
(略:ペア、アイスダンスについて)
母国
<原文>
http://www.gazeta.ru/sochi2014/2014/02/10/a_5898629.shtml
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