タラソワ<コフトゥンは青い滑りをした>
ブイアノワコーチももう50歳なのですが、タラソワコーチから見れば娘みたいなものなのでしょうか?そして、66歳の自分は150年スケートをやっていると…まさに荒れ地の魔女のような発言(笑)。でも、いつもどおり若いコーチ、若い選手への愛にあふれていて素敵だと思います。
2013年11月23日
イネッサ・ラスカゾワ
マクシム・コフトゥンは若い魚。
今日は終始若いスケートだった!
ロシア代表チームとマクシム・コフトゥンのコンサルタントを務めるタチヤナ・タラソワが、グランプリ・モスクワ大会での彼のフリープログラムの演技についてコメントした。マクシム・コフトゥンは総合得点で2位となり、グランプリ・ファイナルのメンバーに選ばれた。とはいえ、フリーではかなりのエレメンツを失敗し、フリーのみの順位は4位にとどまった。
今日マクシムは、現ヨーロッパチャンピオンのハビエル・フェルナンデスの隣で滑ったという事実から話を始めましょう。このような状況で緊張せずにいられるでしょうか?言うまでもなく彼は緊張しました。緊張しないはずがありません。だって私たちのマクシムは青二才の魚なのですから。今日の彼は終始青い滑りでした。
それに彼のコーチもとても若い。これからのコーチであるエレーナ・ブイアノワとピョートル・チェルニショフです。その隣にいる私はというと、150年スケートをやっています!でも、150年やっている私もまだ学んでいます。ショートプログラムでいちどに2本の4回転ジャンプを跳べるようにするという経験は、私のこれまでの人生にはありませんでした。1本ダメにすれば、たちまち大量の得点を失ってしまうのです。
大切なのは、こういうショートプログラムの後の練習で何をするかです。リンクへ出て少し滑って切り上げるのか、それともまったくリンクへ出ないのか。こういったことをすべて、私たちはともに学んでいます。
そう、私たちはリスクを冒しています。私たちは急いでいます。私たちは、彼が両プログラムあわせて5つの4回転を跳ぶという自身の課題に、昨日の時点から取りかかれるようにしたかったのです。でも、昨日はうまく行かず、今日はご覧のとおりで…これはつまりどういうことでしょうか?待ってほしいということです。もし私たちが信じるように彼を信じるのなら。待ってください。明日という日があります!
<原文>
http://www.sovsport.ru/news/text-item/661968
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