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エフゲニー・プラトフ BOSS (5)

ダンスファンの皆様、たいへん長らくお待たせしております、プラトフさんのインタビュー第5回です。ペアのことも少しお話されてます。あと1回でようやく完結…そして、コメントのお返事はもうしばらくお待ちください…すみません~




ソチの表彰台に乗るには リンクの上で生活する必要がある

 ― ザグレブの欧州選手権の結果をどう総括されますか?

 アイスダンスの話をする前に、タチヤナ・ヴォロソジャル/マクシム・トランコフ組のことに触れておきたいな。あんな悲劇が起こって(※大会3日前にトランコフ選手の父親が急逝)、その中で彼は集中してリンクへ出て、ターニャとともに競技人生で初めて、自身最大のライバルに勝つことができたんだ。一体どうやってそんな状況に打ち克って、あんな輝かしい滑りを見せることができたのか想像もつかないよ。ニコライ・モロゾフ(※が振り付けたフリー)のプログラムはとても気に入った。インゴ・シュトイアーが考案した(※サフチェンコ/ショルコヴィー組の)『ボレロ』も強く印象に残る作品だけどね。

 ピョートル・チェルニショフがカワグチ/スミルノフ組に振り付けたプログラムにも、高い評価をつけるよ。ただ、音楽のチョイスが良くなかったんじゃないかな。こういうベテラン選手に降りかかった怪我のことを考えれば、何かもっと陽気なものを滑った方が楽だったんじゃないかと僕個人的には思う。そのことをモスクヴィナコーチと話したよ。最終決定権はいつも彼女が握っているからね。

 ― プロトコルの合計得点で0.11点差だったダンスカップル2組のうち、どちらを気に入りましたか?

 どちらも良かったよ。ただ、ボブロワ/ソロヴィヨフ組は練習でもとても強く見えたし、チャンピオンの印象を与えていたね。イリニフ/カツァラポフ組には緊張がちらついていた。でもフリーダンスの前には集中して、あり得ないようなことをやってのけたよ。

 ロシアナショナルチームにこういう強い、そしてこういう異なるダンスカップルが2組いるのは素晴らしいことだね。ヨーロッパ選手権で出た得点なら、フランスのナタリー・ペシャラ/ファビアン・ブルザ組と互角に戦える。すでにここザグレブで本当の斬り合いがあったと思ってるけどね。ロシア組が勝てたかどうかは確かじゃないけど、でも戦いは互角だったろうと思う。

 フランス組は昨シーズン、ハイレベルでスタイリッシュなプログラムを持っていた。ナタリーがリンクでエジプトのミイラになるやつさ。でも、今シーズンのローリング・ストーンズのフリーダンスは、傑作と受け止めることはできないな。ロシア組のダンスの方が今シーズンは面白かったね。

 ― マリーナ・ズエワのグループにいるカップルたちと競い合うことは、現実的でしょうか?

 アメリカ組とカナダ組は、今のアイスダンス界で他の選手たちとは離れた場所にいるけれど、何事も不可能ということはないよ。リレハンメル五輪前に僕とオクサナがやっていたような練習をもしやれば、ロシアのカップルたちもソチ五輪までにトップツーに肉薄できるさ。ボブロワ/ソロヴィヨフ組も、イリニフ/カツァラポフ組も急成長してるし。今のところ、テッサ・ヴァーチュー/スコット・モイア組とメリル・デーヴィス/チャーリー・ホワイト組とは、フリーダンスで10点の得点差がある。1年でそれをすっかり埋めることは可能だよ。ただ、問題なのは、アメリカ組とカナダ組がどれぐらい前へ進むかってことだね。

 ― ソチでセンセーションを起こそうとするなら、何をやる必要がありますか?

 轡を噛んで(※没頭して)練習、練習、また練習。準備期間はずっとリンクの上で生活すること。大切なのは、ざらざらしている部分すべてに磨きをかけて、すべてを伸ばすために、パワーと健康状態が十分であるようにすること。そうすれば、カナダ組ともアメリカ組とも戦うことができるよ。

 ― ズエワコーチとシュピルバンドコーチがコンビを解消しましたが、世界トップのアイスダンサーたちの演技に影響は出るでしょうか?

 影響は出ないと思う。優秀な選手たちだから、1~2シーズンで長所を失ってしまうことはないだろう。彼らは12年間一緒に滑っていて、パートナー間の一体感は理想に近い。テッサとスコットがむかし世界ジュニアで演技したときの録画を、ここザグレブでも見返したんだけど、すでにちょっとしたものだったよ!メリルとチャーリーもここ数シーズンで素晴らしく伸びたね。今ではこの二人の方が強く見えることも多いけれど、ラインはカナダ組の方がクリーンだ。

 二組とも、誰がコーチかなんてさほど重要じゃないレベルになってるんだ。ズエワはエリートレベルのコーチだよ。ただ、グランプリ・モスクワ大会でテッサのテクニックが少し落ちているのが見てとれた。本来のエッジじゃなかった。もうすでに誤差を修正しているはずだとは思うけどね。

 マリーナとイーゴリの“離婚”は、二人の元グループにいた別のカップルに明らかな影響を及ぼすと思う。上がり始めたばかりの選手たちにね。そう、彼らはデトロイトで、両コーチがお互いに補い合うパワフルなタッグとともに練習してたんだよ。それが今では、そのシブタニ組が、すでにさほど自信に満ちた様子じゃないのが見てとれる。


 (つづく)
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