イシンバエワ<№1だと証明した>
4年ぶりに彼女のインタビューを訳しましたが、本当にかわいい女性ですねー。「まゆ」から出てくれて私も嬉しいです^^
(※かなり調べて訳したつもりですが、お気づきの点があればどんどんご指摘ください!)
2013年8月14日
アンナ・コジナ
私がナンバーワンだということを証明した
世界陸上モスクワ大会・棒高跳び競技で優勝したエレーナ・イシンバエワが、大会の印象と今後の計画について語った。
― レーナ(※エレーナの愛称)、これが最後の試合だという思いでフィールドへ出たのですか?
これが最後の試合かもしれないと、無意識のうちには考えました。でも、私は今のところ引退していません。赤ちゃんを産むためにいったん休むんです。
リオのオリンピックに向けて復帰しようと思っています。もし復帰できれなければ、その時はすっきりと引退します。だから、ここモスクワで輝かしい足跡を残したかったんです。そして4メートル89という恥ずかしくない結果を披露できました。
― 観衆の声援は力になりましたか?
最高の声援は、いつだって地元の声援です。祖国の壁が助けてくれるって言うでしょ。
2012年のロンドンオリンピックも、もし地元開催だったら、まったく違う結果になっていたでしょうね。私はスタジアム一杯のエネルギーを感じました。すべての応援、すべてのエモーションが私のものだと分かっていました。そしてついに「毛布の下に隠れる」のをやめて、「まゆ」から這い出て、周りの空間と人々のエネルギーを力にし始めたんです。
それとともに、競技やライバルたちとの関わり方が変わりました。以前は、みんなが自分よりも良い跳躍をすると思っていました。今回カムフラージュを脱ぎすてることで、事態は自分が想像していたほど悪くないということが分かったんです。
ひとりフィールドに残って、世界新記録の5メートル07に挑んでいたとき、すべての視線が私だけに注がれていました。その感覚はとても口では言い表せない、忘れられないものでした。
― 北京五輪で5メートル05の記録を樹立したときよりも良かったのですか?
アテネと北京では優勝候補として勝ちましたから。全ての試合で優勝していたし、世界記録を出していました。敗北がどういうものなのか知らなかったんです。
今日のこの「金」は、私にとって最も価値あるものです。北京からモスクワまでの間、たくさんの問題や、怪我や、敗北がありました。自分の力を信じられなくなりました。落胆しました。真剣に引退を考えました。何もかもが崩れて、ぼろぼろになっていくような感じでした。
でも、コーチのエフゲニー・トロフィモフが自信を取り戻させてくれました。私を以前の高いレベルに、そして表彰台に戻すと約束してくれたんです。必要なのは耐えることだけだと。
2010年から私たちは耐えて、練習して、イシンバエワ時代が終わっていないことを皆さんに証明しました。イシンバエワは吹き飛ばされていませんでした。彼女は以前と同じ世界ナンバーワンです。エフゲニー・ワシリエヴィチ・トロフィモフが私を復活させてくれたんです。これは公式声明です。
― 優勝祝いはどのように?
モスクワ中がガンガン鳴り響くようなお祝いをします。すべてのクラブに登録して、すべてのレストランに行きます。遠慮なく飲んで騒ぎます。
― 結婚式はどのように?それよりも、いつですか?
婚約者がショックを受けているんです。私たちはまだ何もしていないのに、赤ちゃんが欲しいなんて私が言いふらしたから。まだプロポーズもされていないのに結婚式の話をしてしまって。私はいつも急ぎ過ぎてしまうんです。
私自身まだ詳しいことが分からないので、分かりしだい皆さんにお話しします。
<自習メモ>
сдуться:Потерять активность, растратить силы или возможности
Бежать впереди паровоза: быть информирование всех; опережать события.
<原文>
http://www.rg.ru/2013/08/14/isinbaeva-site.html
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