五輪選手のマスコミ対応に規制
2013年7月5日
championat.com
ロシアスポーツ省が特別規制を導入
7月より、ロシアの五輪(出場予定)選手がマスコミ関係者と接触する際の特別規制が発効した。今や選手とコーチたちは、各競技連盟の報道担当を通さずインタビューに応じる権利を持たない。報道担当者はジャーナリストに対し、事前に設定した公開日にのみ選手に近づくことを許可できる。その公開日にジャーナリストが用意してきた資料は、連盟の検閲を通らなければならない。選手のソチ五輪への準備にまつわることはすべて、項目から削除される。
ロシア連邦スポーツ省次官で、2014年のオリンピックを担当するユーリ・ナゴルニフ氏が、この決定について次のようにコメントした。
「オリンピックまであとわずか200日。選手たちは様々なインタビューやコメントに気を取られることなく、練習に力を費やすべき時期だ。ものごとにはすべて時というものがある。マッサージが個別なら、取材も個別だ(?)。代表チームの公開日の設定は、連盟の報道担当に一任されている。マスコミの訪問をあらかじめ知らされるのだから、選手たちはあたたかく、苛立つことなく対応するだろう。報道機関と接触するのはいつだってストレスなのだ。しかし、我々は極端なものを求めているのではなく、対外交渉により生ずる苛立ちから選手をフェアに守り、静かで落ち着いた環境を与えたいだけだ。
選手たちには連盟への誓約がある。契約違反の場合は懲戒措置が取られる。我々は、競技の人気を取り戻すことや普及させることにも関心を持っている。しかし現段階では、ソチ五輪に向けて落ち着いて準備させることのほうが大切だ」
(『ソヴィエツキー・スポーツ』紙のインタビューより)
<自習メモ>
цензура 検閲
Всему своё время. 物事にはすべて時がある。明日は明日の風が吹く。
день открытых дверей 公開日、参観日
<原文>
http://www.championat.com/other/news-1571767-ministerstvo-sporta-vvelo-osobyj-porjadok-obshhenija-rossijskikh-olimpijcev-so-smi.html
<原文の元記事>
http://www.sovsport.ru/gazeta/article-item/621804
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