トランコフ<今シーズンは失敗できない>
そして、ご挨拶が遅くなりましたが、スケート新年あけましておめでとうございます!みなさま、今シーズンもどうぞよろしくお願い申し上げます!^^
2013年7月8日
エレーナ・ヴァイツェホフスカヤ
今シーズンは失敗できない
(略:メキシコでの休暇のこと、韓国のショーのこと等)
― 五輪シーズン用につくったプログラムを、あなたとターニャはまだ秘密にしておくのですか。
ええ、いつもどおりに。今回は自分たちの、しかもずっと前から持っていたアイデアを実現できたんです。まぁ、ニーナ・ミハイロヴナ(モゼル)は今も少し用心深い態度を取ってますけどね。
― なぜですか。
おそらく、あらゆる可能性の中でこれが最高のバリエーションだという確信がないからでしょう。
― あなた自身はどうお考えですか。
すでに何人かの専門家にプログラムを披露しましたが、見た人は全員気に入ってくれています。僕たちが選んだ音楽は、フィギュアスケート界でよく言われる“聞き飽きた”ものだったにも関わらずね。でも、もうショートプログラムから皆さんを驚かせることができると思っています。ショートは、僕たちがこれまでやってきたどんなプログラムとも違ったものになりますよ。
― いわゆる“聞き飽きた”音楽に合わせて、規格どおりのエレメンツを行いつつ、いったい何でもって驚かせようというのですか。
スケートで驚かせます。昨シーズンは僕たち、うまく行ったでしょ?シーズン初めはたくさんの人から、『ゴッドファーザー』を選ぶなんて間違いだと言われたのに。
― つまり、とても有名な作品を、それまで誰もやったことのない方法で解釈することができると踏んでいるのですか。
そのとおりです。少なくとも、ペア競技では誰もやったことのない方法でね。
(略:チームメイトになったストクリ組・バザラリ組とはとても仲良くやっている、カート・ブラウニングと一緒にショーに出るのは素晴らしい経験、等)
― 一連のアメリカ合宿ではどのような計画を?
ニュージャージーへはプログラムを仕上げに行きます。もう本格的な滑り込みを始められるように。
― これまでと同じ練習場所を選んだのは、タチヤナがアメリカの医師に経過観察してもらう必要があるからですか。
それだけじゃありません。その近くでニコライ・モロゾフが自分の生徒たちと一緒に練習しています。これは僕たちにとって好都合なんです。やっぱりプログラムを作ってくれたのは彼だし、今は彼の助けが常に必要ですから。ところで、1回目のアメリカ合宿では、イーゴリ・シュピルバンドのところへも行って来たんですよ。そんなに長くは一緒にやれなかったけれど、それでもイーゴリは新しいエキシビションナンバーをつくってくれました。そして、別の場所へ出かけなくてはいけなかったにも関わらず、僕たちと一緒に2日間、価値あるトレーニングをしてくれました。ちなみに、アイスダンサーたちとの仕事では、いま彼をオクサナ・グリシュクがとても積極的にサポートしています。
― 夏のアメリカで、いちばん輝かしい印象として残ったものは?
今年は母を一緒にアメリカへ連れて行きました。僕たちはニュージャージーの展望台に登りました。ニューヨークのとても美しい眺めが広がっている場所なんですよ。そこへ両親を連れて行って、この街を見せたいとずっと思っていて。ええ、父を連れてくることはとうとうできなかったけれど…
― 試合が恋しくなったのではありませんか。
恋しくなるほど僕は試合を愛してませんよ。
― でも、五輪シーズンが近づいているという感じはありますよね。
オリンピックのことはもちろん考えています。でも、まだ抽象的にです。それまでにまだたくさんの“ステップ”があります。ヨーロッパ選手権が終わったら、ソチで演技することに頭を集中させましょう。
― お二人のシーズン最初の試合となるのは、デトロイトで行われるグランプリ・アメリカ大会ですか。
いいえ。9月にソチで行われるテストスケートが終わったら、オーベルストドルフのネーベルホルン・トロフィーに出場する計画を立てています。プログラムをよく検討して、ジャッジや観客にどう受け止められるかを見るんです。今シーズン、僕たちは失敗できませんからね。
<原文>
http://winter.sport-express.ru/figureskating/reviews/33194/
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