トランコフ<僕、妊娠してるかも?>
完全版のインタビュー記事では、「モゼルコーチを選んで良かった。コーチに逆らったり自分の意見を言わせてくれるところはこれまで何処にもなかった」と語っていて、彼が生き生きと自分の力を発揮できる場所が見つかって本当に良かったと思います。
2013年4月13日
オリガ・エルモリナ
僕、妊娠してるかも?
国別対抗戦のペア競技で勝利を収めたタチヤナ・ヴォロソジャル/マクシム・トランコフ組が、ロシアフィギュアスケート連盟公式サイトのインタビューに応え、ミスをしたのは疲れが原因だと話した。
― ぜんぶ終わりましたね。これで一息つけますか?
ヴォロソジャル:おかげさまでシーズンが終わりました。
トランコフ:ターニャと一緒にやってきて、こんなに長いシーズンはありませんでしたよ。
ヴォロソジャル:数えてみたら、シーズン毎に1試合ずつ増えてるんです。1年目は6試合、2年目は7試合、そして3年目は8試合。どんどん難しくなっています。
― フリープログラムで細かいミスがありましたが、疲れのせいでしょうか?
ヴォロソジャル:もちろん、とても疲れていました。この試合に集中するのは大変でした。
トランコフ:それに昨日、コースチャの怪我でチーム全体が元気を失くしてしまいました。メンショフが順位を上げる可能性は大いにあったのに。パトリック・チャンは出来が悪かった。チームとして僕たちは2位になった。それなのに、この不運なミス。よくある転倒が怪我につながってしまい、チーム全体の調子が少し狂ってしまいました。
この4日間、僕たちはすごく団結していました。全員がお互いの応援をしました。こんなことは今までのロシアチームには決してなかったことです。僕たちは本当にひとつのチームに、小さな家族になったんです。お互いにサポートし合いました。リンクへ出て、順位を考えずに滑るためのモチベーションを見つけるのは大変でしたよ。
― お二人のフリープログラムは日本の震災に捧げられたものです。ここ日本で滑るのはまた違う気分でしたか?
ヴォロソジャル:もしクリーンに滑れていたら…
トランコフ:…そうすればもっと意味が明確になったのに。ちなみに、その失敗と緊張については、ターニャが転倒してから心が集中したんですよ。その後はエレメントを追うごとに滑りが良くなっていきました。
ヴォロソジャル:でも、気分は良かったんですよ。決して簡単に行かないことは分かっていました。公式な世界選手権のときのようには準備できていなかったので。
トランコフ:僕は自分のイメージをうまく掘り下げることができませんでした。ここにいる間中ずっと気分があまり良くなかったから。毎朝吐き気がしてね。わからないけど、もしかして僕は妊娠してるんじゃないかな?少なくとも何かで初めての人間になって、歴史に名を刻むかもしれませんよ。カナダのペアはトリプルルッツを跳んだと発表してるから、僕の方は初めて妊娠した男になりますよ。
― この夏の予定は?
トランコフ:モスクワからソチへ飛びます。それからアメリカへ。5月に日本へ戻ります。それから韓国のショー、イタリア合宿、もう一度アメリカ。そして8月にチーム全体としてソチで準備します。
<原文>
http://news.sport-express.ru/2013-04-13/579597/
<原文の元記事>
http://fsrussia.ru/news/558_tatyana-volosozhar--maksim-trankov-za-eti-chetyre-dnya-my-vse-ochen-splotilis/
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