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<議論すべきはメンショフではなくプルシェンコのこと(中)>ヴァイツェホフスカヤ

プルシェンコの話は「(下)」に出てきます。
もうしばらくお待ちくださいませ。
(このコラム、すごく難しいんです…)




* * *

 コーチ会議でコフトゥンの代表入りに反対票を投じたのは、ミーシン、ニコライ・モロゾフ、ヴィクトル・クドリャフツェフの3人だ。彼らのポジションは概して理解に難くない。コフトゥンが欧州レベルで成功裏にデビューした場合、ミーシンが指導するガチンスキーのポジションにも、モロゾフの下にいるヴォロノフのポジションにも、かなり深刻な脅威をもたらす。昨夏モロゾフがコフトゥンとの仕事を見透しの暗いものと考え、彼を自分のグループから追い出したことは言うに及ばない。クドリャフツェフはどうかというと、シニアに早く上がっても選手にとって良いことは何も無い、という考えを常に堅持してきた。まさにこの理由で、かつてイリヤ・クーリックがクドリャフツェフのもとを去ったのだ。1995年、17歳だった彼はコーチの意に反してジュニアの試合ではなくシニアの欧州選手権に出場し、そこで1位になった。

 この件で選手個人を品定めしたり、彼らを互いに対決させることは実際に無意味だ。連盟はむしろ戦略的概念を指針としてきた。スポーツが国政の一部となっている国はこの概念を無視できない。ましてや「母国開催」のオリンピックの話となれば尚のことだ。ちなみに私は、スポーツの原則を固く遵守するために闘う人ならば、その原則がダブルスタンダード ― 例えそれがどのようなものであれ ― を排除すべきだという点において躊躇しないだろうと信じている。選考会への参加免除は、例えば、今年はヴェーラ・バザロワ/ユーリ・ラリオノフ組について行われた。昨年のロシアチャンピオンであり欧州選手権で準優勝しているペアだ。そう、もう以前から、疑う余地のないリーダーたちは然るべき理由で何度も選考会を免除されてきたし、しかもその処置は圧倒的多数のケースで期待に応えるものだったのだ。連盟の判断による3枠目の割当てについても同じことが言える。

 したがって、実のところ、どの方法がより正しいかという問いに対する単純明快な答えはない。すべては著名な慣用句のとおりになる。金を支払う者が“音楽を注文できる”(※費用を受け持つ者に決定権がある)のだ。スポーツの原則を純粋に指針とする余裕があるのは、アメリカのように巨大な補欠ベンチ(※多くの交代要員)を持つ連盟か、もしくはトレーニングや試合への出場が選手本人の私的なことであり、個人のお金かスポンサーの資金で叶うような国だ。

 ところで、これは言及するに値することだが、メンショフが欧州選手権に出場しないことが彼にとってシーズンの終わりを意味するわけでは全くない。この件に関してロシアフィギュアスケート連盟のゴルシコフ会長は、世界選手権にどの選手が出場するかの最終決定は、ヴォロノフとコフトゥンがザグレブに、そしてメンショフとガチンスキーがロシア杯ファイナル(2月18日~21日トヴェリで開催)に出場した後に行うと表明している。言い換えると、たった一つの席への応募者4人全員が、まったく単純ではない立場に置かれている。彼らは自らの優位性をある程度、つまり五輪出場権が得られる程度に論証することを強いられているのだ。競争無しに世界選手権へ派遣される可能性があったのはプルシェンコだけだろう。しかし、これはまた別の話になる。


 (つづく)
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