トランコフ<ずっとコーチを続けるつもりはない>
2018年10月1日
マリヤ・セレンコワ
タチヤナ・フレイド
五輪ダブルチャンピオンのマクシム・トランコフが、コーチ業について語った。
トランコフはロシアのペア、エフゲニア・タラソワ/ウラジーミル・モロゾフ組のコーチをしている。
「フィギュアスケートと本当におさらばしたかった。ショーなども含めてね。だって僕は滑るのが好きじゃないし、イライラすることも、毎日トレーニングに行くことも好きじゃないから。好きだったことは一度もないし、今も好きじゃない。フィギュアスケートのファンだったことは一度もなくて、これは秘密でも何でもない」
「オリンピックで優勝したとき、もうこんなに滑らなくてもいいんだ、なんて素晴らしいんだと思ったけれど、さらにもっと滑るハメになった」
「まぁ、それが今の僕の生活。いつも氷の上にいて、残念ながら娘にほとんど会えない。お互いとても寂しいよ、会えるのは朝と合間の時間だけで。娘と会って一緒に遊ぶために、急いで家へ帰るんだ」
「今、タラソワとモロゾフのコーチをしている。2人が僕と仕事をすることを連盟が公式発表したとたん、当然ながら他のチームからたくさんオファーが来たけれど、断った。担当するのは1組だけと届け出している」
「今のところ1シーズンの契約。もし何も成果が出なかったら、2人は残りの3年間、別の専門家とオリンピックの準備をするだろう」
「そういうわけで、1年間。でも、もしすべてうまく行けば、自然な流れとして4回目のオリンピックへコーチとして行くことになるだろうね。タラソワ/モロゾフ組との仕事が終わってからもコーチ業を続けるつもりはない。それは今の僕にとってタブーだ」
<原文>
https://www.sports.ru/figure-skating/1067407854.html
<原文の元記事>
https://www.ifsmagazine.com/volosozhar-trankov-a-new-life/
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