<ロシアのダンスカップルにチャンス>エフゲニー・プラトフ
ボブソロは見ていてとても面白くなりました。素敵。イリカツはちょっと面白くなりすぎたような…いえ、NHK杯でもういちど確認したい思います!
2012年11月11日
アレクサンドル・シモネンコ
シュピルバンドとズエワの決裂が
ロシアのカップルにチャンスを与えた
(前文略)
「ロシアの2組(エレーナ・イリニフ/ニキータ・カツァラポフ組、エカテリーナ・ボブロワ/ドミトリー・ソロヴィヨフ組)は、シュピルバンドとズエワの決裂によって、リーダー(※2強)に追いつく現実的な可能性を手に入れました」とプラトフがR-Sportの記者に話す。「ロシアのカップルが1年で追いつくことができるとは誰も思っていませんでした。でも今は、できると思いますね。同じリーグに入ることができます。今はまだそこに参戦していません。カナダのカップルとアメリカのカップルとの戦いが行われていて、決裂はその後でしたから。でも、もうすぐ、ロシアのカップルは追いつくと思っています」
プラトフは、二度のロシアチャンピオンであるボブロワ/ソロヴィヨフ組のスケートにおける成長に言及する。
「ボブロワ/ソロヴィヨフ組の新しいスタイルを気に入っています」と専門家は認める。「彼女たちは今シーズン進歩し、より均一に(※むら無く)滑るようになりました。オリンピックではシリアスな戦いになると思いますよ。これはイリニフ/カツァラポフ組についても言えることです」
とはいえ、ヴァーチュー/モイア組とデーヴィス/ホワイト組は、やはりオリンピックまでアイスダンスのリーダーであり続けるとプラトフは予想する。しかし、無条件にではない。
「このアメリカとカナダの2組は、オリンピックまでリーダーとして持ちこたえると思います。ただ、今シーズンが終わり、来シーズンになると少し難しくなるでしょう。なぜなら、イーゴリは彼らに柔らかいスケーティングとカーブのとても良いテクニックを与えたと感じるからです。思うに、彼らは少し技術を失いつつあります」と専門家は説明する。「カナダのカップルは、すでにシュピルバンド不在の影響をちょっぴり受けていますね。リフトで失敗がありましたが、それはトレーニングですべて出来ているわけではないということでしょう。デーヴィス/ホワイト組の方には、シュピルバンドと離れたことは強く影響しなかったように思います」
シュピルバンドとズエワのタッグが決裂したことによる一番の犠牲者は、マイアとアレックス・シブタニだとプラトフは言う。
「彼らはもう以前のように速いスピードで飛ばしていません」とコーチは確認する。「以前の彼らには自由なスケーティングがありましたが、今回は本当に全ての専門家たちが、いったい何がシブタニではないのかに注意を向けました」
R-Sportの取材相手は、ヴァーチュー/モイア組の新フリープログラム『カルメン』を気に入っていると認める。今シーズン最も議論の的となったプログラムのひとつだ。
「ヴァーチュー/モイア組の『カルメン』をとても気に入っています。彼女たちがこのテーマを選んだと聞いたときは、伝統的なパターンになるのだろうと思いました。それに、事実上みんながすでにカルメンを滑っているので、それほど面白くならないだろうと思ったのです。ところが、普通ではない、まったく別の、現代的な様式のものが出来上がってきました。こんなカルメンは誰もやったことがありません。このプログラムにはポテンシャルがあると見ています。それにプラス、選手たち本人が素晴らしい名手(※マスター)です」とプラトフは強調した。
<原文>
http://rsport.ru/figure_skating/20121111/629792517.html
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