<メンショフはトップレベルになれる>ルカヴィツィン
2012年10月20日
オリガ・エルモリナ
メンショフは近い将来トップレベルに上がれると思う
(前文略)
― コスチャ(※コンスタンチンの愛称)は素晴らしいコンビネーションジャンプを決めましたね。4回転トゥループ-3回転トゥループですよ!
だから余計にルッツをうまくさばけなかったのが悔やまれます。予定していた3回転が2回転になってしまいました。ジャンプの入り方をわざわざ変えたのに。フリープログラムと同じようにしたんですよ。フリーではミスなく3回転ルッツを跳べていて、失敗したことがなかったので。それなのに…もしコスチャが3回転ルッツを跳んでいたら、ショートプログラムで80点以上出ていたでしょう。その得点なら、少なくともヨーロッパ選手権で上位争いができます。終盤で音楽にはまらなかったのがとても残念ですね。プログラムの締めくくりが、曲が終わった後になってしまい、1点減点されました。でも、このミスはむしろ偶然の部類に入れるとしましょう。
― ひょっとして緊張しすぎていたのでしょうか。
そうは思いません。すべて想定の範囲内でした。リンクへ出る前に意識的に彼の目を見ましたが、特に動揺は見えず、適度な緊張感がありました。
― 技術点では3位の得点を出しましたが、問題は演技構成点ですね。
今シーズン、コスチャは演技構成点でも大きく伸びました。もちろん、アメリカのアボットにはまだ及びませんが、チェコのベルネルのレベルに達しました。ですから、近い将来トップレベルに上がれると思っています。
― ショートプログラム終了時点で日本人選手が最初の2行を占めていますが、他の出場選手は彼らに追いつけそうにありませんか。
彼らと戦うのはとても大変です。特にハニュウですね。私はここアメリカで彼の練習をすべて見ていました。ジャンプも滑りもとにかく素晴らしい。スケーティングが良いし、ジャンプも自信を持って、堂々とさえした様子で跳んでいます。もう何というか、才能と勤勉さですね。
― 男子シングルの最高得点でシーズンが開幕したことを思い出さない(※借りを返さない?)のですか。ハニュウはそれまでのタカハシの記録をおよそ1点更新したのですよ。
真っ先に統計資料を思い出したりはしません。でも、ハニュウはショートプログラムで本当にものすごい点数を出しました。95.07点ですよね。この目で演技を見ましたが、彼はこの得点に値すると言えます。この日本の男の子は若く、まだ17歳ですから、さらに自身の真価を発揮してくるでしょう。
<原文>
http://www.team-russia2014.ru/article/5616.html
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