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得点と地位

久々にヴァイツェホフスカヤさんのコラムを訳してみたら
ふだん読んでいるスポーツ記事とレベルが違いすぎて
もう、難しいのなんの…読みづらい訳文ですみませんm(__)m
「地位」と訳したのはрепутация、英語のreputationに当たります。



2012年4月23日
エレーナ・ヴァイツェホフスカヤ

得点と地位

ワールド・チーム・トロフィー

 シーズンを締めくくる試合が行われた。東京の地で6つの国がチームトロフィーを賭けて争い、ホスト国の勝利で幕を閉じた。ロシアは最下位から1つ順位を上げたが、イタリアと並んで最も低い点数だった。ジュニアグランプリを制したアデリナ・ソトニコワと世界チャンピオンのカロリーナ・コストナーとは、プログラムの最終形でもって(最下位という)結果に同程度の貢献をしたわけだ。

 かつては、大きな大会ともなれば、いわゆる観客賞と呼ばれるメダルや賞金を出さずには済まされなかったのだが、ワールド・チーム・トロフィーにそのような賞の規定はなかった。残念なことだ。この賞に値したのは無論フランスだろう。フランス選手たちは、心からあらゆるコマンドを発して互いに熱く励まし合い、得点を待つ間はお祭り騒ぎで、そのミニシナリオは非常に独創性に富むものだったから、この寸劇こそが大会におけるおそらく最も輝かしい場面となった。東京での大会へ出場するにあたり、本当に真剣に試合と向き合っていた国はただひとつ、日本のみということは明白だった。他の国にとって試合は気晴らしとなった。盛りだくさんのシーズンを終え、ストレスを発散させる機会となった。

 その一方、選手としては“やっつけ仕事”というわけには行かないことも、やはり明らかだった。この試合は多くの選手たちに、個々人のケンカ用の場を与えた。

 例えば、ダイスケ・タカハシとパトリック・チャンがそうだ。

 母国の壁に守られたタカハシは、ニースの世界選手権よりもはるかに自信があるように見えたと言わねばならない。あるファンがフェイスブックで生き生きと書いていたように、「日本の神」という言葉を直接的意味において使う、まさにその機会だった。しかるべくしてダイスケは勝利した。世界チャンピオンに16点以上の差をつけ、おまけに男子シングルの最高得点を記録した。

 ダンスの決闘には現在の登場人物たちがいた。ここ2年の世界選手権で優勝と準優勝を果たしているメリル・デイヴィス/チャーリー・ホワイト組が、現世界タイトル保持者のテッサ・ヴァーチュー/スコット・モイア組を、十分な説得力を持って上回ったのだ。この闘いもまた真剣勝負で行われた。

 競争という意味では、世界のトップツーが不在だったペア競技がいちばん弱々しいものとなってしまった。ヴェーラ・バザロワ/ユーリ・ラリオノフ組の勝利は容易に予想できた。しかし、奇妙なことに、最も輝かしい印象をもたらしたのは彼らではなく、フリープログラムで「愛の夢」を滑ったアデリナ・ソトニコワだった。

 このプログラムは多くのものを取り込んだ。冒頭の非常に難しいコンビネーションジャンプの代わりに蝶々(すっぽ抜け)を、他の全エレメンツの非の打ちどころなき遂行を、自己ベストの得点を、そしてジュニア選手に対する大いなる尊敬の念を。彼女の闘士の資質は、これらスター選手・チャンピオンたちの中にあって十分なレベルのものだった。

 さて、最終的に、そして実際に最も重要だったのは、選手の地位だ。今回のような、結果という観点ではまったく重要でない試合においてさえ、何らかの地位が非常に多様な要素から形成されている。

 その点で、東京の試合に出場した大半のロシア選手の演技は、期待を裏切るものではなかった。ただ、ジャン・ブッシュやマクシム・コフトゥンに誰も何も特別なものを期待していなかった分、世界選手権準優勝のアリョーナ・レオノワと、ロシアのアイスダンサーで今季最高位だったエレーナ・イリニフ/ニキータ・カツァラポフ組のことは、二倍増しで残念だった。ライバル選手の大半がショートでもフリーでも明らかに頼りなげな中での、あの演技だったのだ。これでは、偶発的なものが一体どれほどの役目を果たしたのか、よく分からないではないか。



<原文>
http://winter.sport-express.ru/figureskating/reviews/21366/
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