<日本では羽が生えたようだった>エリザヴェータ・トゥクタミシェワ
スケートカナダ前のインタビューを訳してみました。
ユビレイニーのビュッフェでコーヒーを飲みながら
リラックスした雰囲気で行われたようです。
省略した部分は、できれば後日訳したいと思っています。
2011年10月22日
アファナシー・ドブリニン
日本では羽が生えたようだった
(前文略)
日本のスケートを愛する
私は紅茶よりもコーヒーが好きなんです。朝早くに一杯飲んで、お昼ごはんの時にも飲みます。
― 心拍数に影響(動悸がしたり)しませんか?
いいえ、今のところありません!(声をたてて笑う)
― 日本で行われた大会で勝ちましたね。公式シーズン最初の大きな試合でした。あなた自身こういう結果を予想していましたか。
もちろん良い滑りをしようとは思っていました。でも、プログラム後半で3回転-3回転のコンビネーションジャンプを決めることができたのは、正直言って自分でも予想外でした。このエレメントは練習でも全然コンスタントに出来ていなかったので。きっと観客の皆さんが、私に文字通り羽が生える(勇気百倍になる)ようにインスパイアしてくれたんだと思います。日本のお客さんはびっくりするぐらい素晴らしいんです!日本で演技をするのは大好きです。日本人は本物のフィギュアスケートファンです。とにかくたくさんの肯定的な感情と、有り余るぐらいのエネルギーをもらいました。私は本当に気持ちが盛り上がって!だからこそ、こんなことが、勝つことが出来たんだと思います。
― もしかして、この夏はあなたにとって特別なものになったのではありませんか。
その言い方は少し違うと思います。全部これまで通りでした。トレーニングと合宿です。もちろん、ステファン・ランビエルと一緒に練習した成果はありました。私は自分の新しい2つのプログラムをすごく気に入ってるんです。もうシニアのレベルのものだと思っています。
― 引退表明をした有名なスイスのスケーター、ステファン・ランビエルと一緒に練習をしてどんな収穫がありましたか。写真を見るかぎり、あなたはとても幸せそうでしたね。
― ええ、そのとおりです(微笑む)。ステファンは、フィギュアスケート界でとても権威のある人です。彼が私にアドバイスしてくれたのは、自分を出すということ。腕と身体の正しい動きです。具体的なエレメンツを行う際に彼のものと並べて見ると、振付師の意図がより良く理解できるんです。ステファンは自ら望んで私たちと仕事をしていて、「ミーシン教授のお手伝いをするのは自分にとって光栄なこと」と言っていました。
― 何語で会話していたのですか。
英語です。
髪をアレンジして踊る!
(略)
タンゴで進化
― スケートを始めたばかりの頃、誰の滑りを基準にしていましたか。
そういう人は全然いなかったんです。アイドル(憧れの選手)はいません。好きになった選手ならたくさんいますよ。例えばマオ・アサダとか、ミキ・アンドウとか。でも、誰かの「ファンになる」とか、誰かを理想だと思ったことはありません。もちろん、世界最強のスケーターたちをじっくり見るのは楽しいです。特にエキシビションの時は。
― 今は最初のコーチと、アレクセイ・ミーシンコーチと両方の指導を受けているんですよね。
はい。スヴェトラーナ・ヴェレテンニコワコーチは、私のことを自分の手の指のように良く知っています。本当に子どもの頃から一緒にやってきたので。私たちの専門用語まであるんです。アレクセイ・ニコラエヴィチが要求していることを、私にもっと分かりやすい言葉に置き換えてくれたりもするんですよ。ミーシンコーチとも素晴らしい関係です。教授は明るくてポジティブな人です。
― 日本の大会に出場していた選手たちについて話してもらえますか。
私は最後から2番目の出番だったので、生で見られたのは私の後に登場したミキ・アンドウのプログラムだけです。もちろん美しい滑りでしたが、何かあったみたいで、まだ少しコンディションが整っていないようでした。なので、ぼんやりした(不明瞭な、迫力のない)演技になってしまいました。その後、録画で他の選手たちの演技を見て、シーズンに向けてみんな良い準備ができていると思いました。
― 新シーズンで何か嬉しいことはありますか。
ショートプログラムを「タンゴ」で滑ることです。ずっと前からやりたかったんです!音楽が素晴らしいわ!これは私のスタイルです!フリーの方は「ベサメ・ムーチョ」を「ラテン音楽」にはめ込んだもので、テンポが変化していくところが気に入っています。単調な曲は私の性に合わないんです。
― 今年のあなた自身の目標は何ですか。
シニアのトップ選手のグループに定着することです。
サッカー、ホッケー、スティーヴン・キング
(略)
<原文>
http://www.sport-weekend.com/index.php?option=com_content&view=article&id=1532:2011-10-23-00-04-32&catid=100:2011-07-06-19-38-53
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