ガチンスキーが5種類の4回転を習得
堂々たるインタビュー内容にちょっと圧倒されました。
今シーズンの男子シングルは大変なことになりそうな…
2011年9月9日
ノーボスチ通信
5種類の4回転ジャンプを習得した
(前文略)
「4回転トゥループは簡単にできます。それが4回転だということを考えずにやっています。今ではステップからでもだいたい跳べます。自動的にできるし、しっかりと良くできていると思います。4回転ループとサルコウもできているので、シーズン後半になったらプログラムに組み入れようと、アレクセイ・ニコラエヴィチ(ミーシン)と計画を立てています。合宿ではフリップとルッツも跳んでいて、両方ともできていますが、まだ試合には使いません。
ランビエルがスピンを手助け
ガチンスキーの言葉によれば、プログラムの複雑な振付のせいでエレメンツにうまく集中できないということは、今ではもう無い。
以前は確かにそういうことがありましたが、今はぜんぜん違います。プログラム全体を通してほとんど役から離れるということがなく、僕はとても満足しています。とにかく自分のスケートに満足してるんです。
ショートプログラムもフリープログラムもトム・ディクソンが振り付けたと、彼は話す。
どちらのプログラムもディクソンのアイデアです。彼がぜんぶ作りました。その後、振付師のグリゴリー・コフトゥンと、(元世界チャンピオンの)ステファン・ランビエルと一緒に仕上げました。
著名なスイス人は、ガチンスキーが認めたところによると、シーズンに備えるにあたって貴重な手助けをした。
ステファンとの仕事はとても楽しく、興味深いものでした。スケーティングやスピンをどんな風にすればいいのか見せてくれました。所作と振付の手助けをしてくれました。
酔っ払いダンサーと恋するデーモン
本人いわく、フリープログラムのタイトルは「デーモン」だ。
妙なものを選んだと思われるかもしれませんが、こういうアイデアなんです。「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」、「ドラキュラ侯爵」、「モンテ・クリスト伯」の映画から集めてきた音楽に乗せて、地上に足止めされたデーモンを表現しているんです。デーモンは出口を見つけようとし、この地上で自分には何が必要なのかを理解しようとします。苦しみ、何かを模索する中で、一人の女性を見つけます。デーモンは彼女に激しい恋をします。彼女を地上から連れ去るか、それとも自分を殺すか。彼は迷いもがき、結局、後者を選ぶんです。
ショートプログラムでどのようなイメージを伝えていくのかは、彼自身まだ決めていない。
まだ何を表現するのか決めていませんが、ショートプログラムのアイデアは、衰弱した酔っ払いの男になるかもしれません。自分ひとりで踊っていて、それですごく満足しているようなね。
<原文>
http://sport.ria.ru/figure_skating/20110909/433446132.html
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