<世界選手権2011女子シングル(1)>アレクセイ・ティホノフ
ニュアンスなどは違う可能性が十分ありますので、その点を差し引いて読んでいただければと思います。また、誤訳等に気づかれたら、教えて頂けるととてもありがたいです。<(__)>
マオ・アサダは、皆さんご存じのとおり、いま世界で唯一トリプルアクセルを跳ぶ女子選手だ。しかし世界選手権ではそのジャンプがうまく行かなかった…もしかするとトリプルアクセルには跳ぶ価値(意味)がなかったのかもしれないし、それは僕にはわからない。ただ、誰かがそれに向かって行くこと、リスクを冒して難しいジャンプを跳ぶことは、言うまでもなく尊敬の念をひき起こす。しかし、ジャンプは回転不足となってしまい、その報いを受ける。その上、フリーではトリプルルッツがロングエッジになり、トリプルサルコウがすっぽ抜け、スピンでミスをし、コンビネーションのトリプルトゥループも回転不足…全体として、成功からは遠い出来だった。
でも、僕はショートプログラムのマオ・アサダをとても気に入った。彼女は芸術性と表現力を本質的に(著しく)増した。ジャンプと同様、スピン、ステップ、スパイラルも素晴らしかった。しかし、なぜかフリーでは、もうそういったものが特に見られなかった。用心したのか、ミスを恐れたのか、いずれにしてもミスをしてしまったわけだが、チャンピオンの滑りからは程遠かったと認めなければならない。最終結果は6位だった。
<原文>
http://www.petrova-tikhonov.ru/diary/index.php?id=197
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