(ロシア選手権後のインタビュー)
女子シングルは14歳のソトニコワが優勝、レオノワはフリーでほぼノーミスの素晴らしい演技を見せたものの、ソトニコワと約10点差での2位。3位にはやはり14歳のトゥクタミシェワが入り、SP首位だったマカロワは5位に終わりました。
そのマカロワがグランプリ・ロシア大会のとき、憧れの選手は?との質問に「昔はスルツカヤ、今はダイスケ・タカハシ」と答えていたのですが、アイスダンサーのソロヴィヨフからも名前が挙がるなんて、高橋選手は本当にすごいですね!!
2010年12月29日
ソヴィエツキー・スポーツ
(ソトニコワのインタビュー:略)
(アリョーナ・レオノワ)
― アリョーナ、ジャッジたちは少し(点数を)ケチったとは思いませんか?
私は「ジャッジはいつも正しい!」と思うことにしています。それに、アデリナ・ソトニコワのプログラムは私のよりも難しいし、彼女はクリーンに滑りました。
― クセニア・マカロワには何が起こったんでしょうか?ジャンプに入ろうとして何でもないところで転び、ショートプログラムでリードしながら、表彰台から滑り落ちてしまいました。
クシューシャ(※クセニアの愛称)とは友だちですが、その話はできていません。それに、彼女が今そのことを話す準備ができているとは思わないし。私は、自分より出番が早い選手たちの演技は見ないことにしているんですが、でも、リンクに立ったときの静けさで、何か良くないことが起こったんだと分かりました。
― アデリナ・ソトニコワは(※年齢が足りないため)ヨーロッパ選手権へ行かず、あなたが行きますね。二枠目が誰になるかはコーチたちの会議で決められます。5位に終わったクセニアが派遣される可能性はあると思いますか?
私は新年の奇跡を信じています。奇跡が起こることがあるんだって、自分の経験からわかります。カザンのロシア選手権(※2シーズン前)では私も5位だったのに、突然思いがけず派遣が決まりましたから!(※この後、マカロワの派遣が正式発表された)
_____________________
(ドミトリー・ソロヴィヨフ)
― グランプリ・モスクワ大会と、ここサランスクで、あなたとカーチャ(※エカテリーナ・ボブロワのこと)は確実に勝利をおさめましたね。ただ、先日のグランプリ・ファイナル北京大会では順調というわけにはいきませんでした。より強力なライバルたちには威圧されるのでしょうか?
あの時は正真正銘の失敗でした。何か思うように行かなくて…ショートとフリーと両方でやらかしてしまって、ツイズルをうまく処理できせんでした。仕方ありません、これも経験です、好ましくないことでもね。これは僕の問題なんですよ。踏み外す(踏みちがえる)とものすごく緊張し始めて、結局お互いにミスが重なってしまうんです。頭の中にゴキブリみたいなもの(※こんがらがった想念、奇妙な考え)がいて、どうしてもそれを追い出すことができなくて。どんなミスも処理することを学ばなくてはいけません。彼らは転倒しても勝つ!ってね(?)
― ロシア代表チームのリーダー役にはもう慣れましたか?
もし頭上に光輪を戴いているなら、すぐにそれを無いものとして諦めることができます(※この訳はあやしいです。原文:Если держать нимб над головой, то можно сразу ставить на себе крест.)。とにかく前へ進んで、新しいエレメンツを考えて、もっと深くイメージの中に入り込んで、そのイメージを劇場の芝居へと最大限近づける努力をする方がいい。それに僕は、例えば、ダイスケ・タカハシのスケートが大好きで、彼の身体の使い方を気に入っていて、あんな風になりたいとすごく思ってるんです!
_____________________
(エレーナ・イリニフ)
チュチュにすぐには慣れませんでした(笑)。はじめは身体を曲げにくかった。でも、いったんバレエをテーマに選んだからには、愚痴を言うにはもう遅いんです!
(ニキータ・カツァラポフ)
― シーズン前の滑りを厳しく批判されましたよね。あらゆる角度から見て、これは有益に働いたでしょうか?
僕たちは“フィジカル”面で足りないところがありました。準備ができていないとか、色んなことをどっさり聞かされて…でもコーチは、僕たちのコンディションのピークはもっと後に来ると考えていました。ついでに言うと、まだピークを過ぎたわけでもありませんよ!
<原文>
http://www.sovsport.ru/gazeta/article-item/427856
- 関連記事