マクシム・マリニン<IOCの決定は「十分の一刑」のよう>
元記事からも少し足して訳しています。
2018年1月26日
クセニヤ・ラフノフスカヤ、セルゲイ・スタリコフ
2006年トリノ五輪のチャンピオン、マクシム・マリニンは、国際オリンピック委員会(IOC)が多数のロシア人トップ選手たちを2018年平昌五輪に招待しないことについて、次のようにコメントした。
IOCの決定には憤りを覚えるし、理解できません。大会に参加し勝利する機会を奪われた選手のことを思うと、悔しい。私たちは韓国へ派遣されるアスリートを気遣いましょう。そして、そうでない選手には気落ちしないよう願うのが相応しいでしょう。すぐに世界選手権があります。
― 今回のIOCの決定がスポーツ界に及ぼす影響は?
この決定は、都合の悪い選手は今後だれでも、競技会から排除してもいいという前例をつくりました。ロシア人だけでなく、他の国の代表選手にも関わってくる可能性があります。
IOCの制裁は、何らかの動かしがたい有罪の証拠というものがない中で行われ、そこには動機が存在しません。ローマ軍の「十分の一刑」を思い出しますね。10人に1人が首を切られるという、あれです。見せしめの鞭打ち刑ですよ。
― 女子シングルのロシア代表として五輪へ行くのは、アリーナ・ザギトワとエフゲニア・メドベージェワです。若い選手ですから、動揺に対処するのは難しくなるでしょうか?
すべて上手くやれると信じています。大きな重圧がかかると思いますが、でも、彼女たちはとても強い。打ち壊すことなどできません。オリンピックでロシアの名誉を守るであろう選手たちは全員、私たちのヒーロー、ヒロインです。
<原文>
https://www.sports.ru/figure-skating/1059620332.html
<原文の元記事>
https://russian.rt.com/sport/article/474312-zhurova-marinin-rossiya-mok-oi