プルシェンコとチャン:誰が誰を恐れているか?
口チャックした方が良いのは、むしろチャンの方ですよね。
というより、誰か周囲の大人が止めてあげれば良いのに…
プルシェンコ陣営は本当にびくともしていない気がします。
それにしても、オリンピックだから当たり前なのですが
どんどん出てくる情報の量とスピードについていけません。
ちまちまとしか訳せない自分が歯がゆい…
2010年2月14日
セルゲイ・プリャヒン
「ソヴィエツキー・スポーツ」のセルゲイ・プリャヒン記者が、フィギュアスケート男子シングルの大本命、エフゲーニー・プルシェンコの朝の練習を取材した。
プルシェンコは、サンクトペテルブルクから鉄道でモスクワ入りし、チャーター便で木曜日にバンクーバーへ到着した。前日(※金曜日)は練習用リンクで練習を行い、土曜日は、試合会場となる「パシフィック・コロシアム」の氷の感触を確かめた。
アレクセイ・ミーシンの言葉によると、リンクは素晴らしいものだそうだ。ただ、ロシアからのもう一人の参加者アルチョム・ボロドゥリンは、私との会話の中で次のように認めた。「会場が少し暑くて、氷がちょっと“泳ぎ”ます」
プルシェンコは、トレーニングで「4回転-3回転」のコンビネーションジャンプを跳び、着氷がわずかに乱れただけだった。トリプルアクセルも同様だった。ジェーニャは上機嫌だったにも関わらず、マスコミへのコメントを拒否した。「そういうジンクスなんです」
ロシア代表団のメンバーたちの間で、次のような冗談混じりの会話が行われている。「カナダ人はプルシェンコの練習でチケットを売るつもりだ」と。実際のところ、観客たちは30ドルを支払った。第一の目的は自国のアイドル、パトリック・チャンを見ることだったのだが。彼はトレーニング・セッションの朝の部で練習を行い、その後ホールは実際にがらんとなった。チャンはクリーンな3回転ジャンプで熱狂的ファンたちを喜ばせたが、4回転ジャンプは結局披露しなかった。オリンピックでは披露するだろうか?恐らくしないだろう。
カナダのメディアでは、自分自身を高く評価し(※この訳は怪しいです)、プルシェンコに懐疑的なチャンの言葉が伝えられている。「なぜこんな年齢になって復帰するのでしょうか?もうすべてのタイトルを持っているのに」
チャンは、「自分の練習時間中に、プルシェンコが客席にいるのを見ました。これは、彼が僕を警戒している証拠だと思います」と発言した。
この件についてコメントを求めると、プルシェンコを指導するアレクセイ・ミーシンが次のように言及した。
「誰かが自分の力を氷上ではなく、新聞の紙面で示そうとするのは不愉快なことだ。しかし、我々はこういうことには慣れているし、こうした攻撃的発言に注意を向けることもない。ただ、このような言葉はたいてい大きなライバルに向けて発せられるものだとだけ言っておこう。おそらく、チャンがジェーニャを少し恐がっているのではないか?」
木曜日にバンクーバーへ到着したばかりのエフゲーニー・プルシェンコには、時差等の問題は何もない。
<原文>
http://www.sovsport.ru/news/text-item/370392
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