メドベージェワ<オールド・ミスと思われないように『カレーニナ』を滑った>
メドベージェワのアンナ・カレーニナは、これ以上どこをどう完成させるの?というぐらいの出来だったと思います。衣装は個人的にはえんじ色が好きですが、今回のも素敵でしたね♪
2017年10月21日
エカテリーナ・チェルニャフスカヤ
世界選手権・欧州選手権2連覇のエフゲニア・メドベージェワは次のように考えている。グランプリ・ロシア大会の演技中にダブルアクセルで転倒したことは、自分のためになると。ミスはあったもののグランプリ・ロシア大会で優勝を果たし、両プログラムの合計は231.21点だった。
― ミスのあったアクセルについて伺います。悔しいですか、戸惑っていますか。
ミスは誰にでも起こることで、これは私のためになるものだと思います。 ミスに関しては、特にそれが予測できるものの場合、ひどく思い悩みます。だって自分の弱点はわかっていますから。でも、今回のミスは完全に突発的なものでした。これには皮肉たっぷりに対処していますし、今後二度とこんなことが繰り返されないよう、できることはすべてやっていきます。
― 多くのロシア人選手たちが、ホームの観客席からのサポートに言及していましたが、今日は説明できないミスがたくさんありました。もしかすると客席はさらなるサポートであるだけでなく、プレッシャーでもあったのでしょうか。
2年前のグランプリ・モスクワ大会は私にとってかなり難しい試合になり、なにか嫌な後味が残りました。だって、たくさんの人たちがまさに自分を見にやって来たわけで…でも、今回はそんなことはありませんでした。もう私は自分をあらゆることから抽象できますから。
― 今日はフリープログラムの新衣装のお披露目でしたが…
今日はじめてサイズ合わせをしたんです。フリー用の衣装を試したのはこれが3回目。良い出来だと思います。ええ、これはリスキーなことでした。私が黒にしたいと主張したのですが、みんながすぐに賛成したわけではありません。でも説得しました。服の色では黒が好きなので。
― エフゲニア、レフ・トルストイの小説『アンナ・カレーニナ』の中のアンナ・カレーニナはどんなイメージですか?プログラムの中でどんなイメージを見せているのですか。
アンナは陽気で、様々な顔を持ち、もしかすると向こう見ずで、やさしい。戯れたり、苦悩したり、すべての女性のモデルだと思います。私にとっては女性の美と、女性の内なる世界の基準です。
― イメージになりきるのは大変でしたか。
年齢が大きな役割を果たすとは言いたくありません。小説が書かれた時代に戻るなら、26歳や28歳で未婚の女性はオールド・ミスとみなされていました。自分の年齢が不十分だとは思いませんし、もうすぐ18歳に手が届きます。そういうわけで、オールド・ミスと思われないようにカレーニナを滑ったんです(笑)。冗談ですよ。
<原文>
http://m.sport-express.ru/figure-skating/news/evgeniya-medvedeva-katala-kareninu-chtoby-ne-kazatsya-staroy-devoy-1324933/
- 関連記事
-
- メドベージェワがサランスクに到着 (2018/12/18)
- メドベージェワはエテリコーチから離れる (2018/05/05)
- メドベージェワ<オールド・ミスと思われないように『カレーニナ』を滑った> (2017/10/22)
- メドベージェワ<リンクでは人間じゃなくスポーツ選手> (2017/04/01)
- メドベージェワ<ひらがなを覚えはじめている> (2017/02/05)