ボブロワ<赤は勝利の色だが、私は青を選ぶ>
エカテリーナ・ボブロワ選手の素晴らしいキャプテンシーを知っていただきたくて、3つの記事をそれぞれ抜粋版でご紹介します。すべてロシアフィギュアスケート連盟公式サイト(文:タチヤナ・フレイド)より。
チームがどんな雰囲気かがとても大切
2017年4月21日(1日目終了時点)
なぜ私がキャプテンになったかですか?世界選手権から戻ってきたとき、私が連盟へ行ったからかもしれません。それから私たちは話し合いを始めたんです。見ていて楽しくて、美しくて、ありきたりでないものにするにはどんな衣装を選ぶべきか、どんなジョークやお芝居を考えるべきかを。どうやら私はとてもアクティブに何かの提案をしたようで、結果的にキャプテンになりました。みんなが私を支持してくれたことに感謝しています。あとは、ソチオリンピックの団体戦でも私がキャプテンで、そのときロシアチームは優勝したので、それがもう一度うまく行くかどうか確かめることにしたからかも…
基本的に私はとても責任感の強い人間で、真剣に自らの責務に当たります。自分たちが何時にどこへ行くのか、何を着るのか、つまり「何、どこ、いつ」をメンバーに告知します。そして、率直に言って、キャプテンという自分の任務を気に入っています。
http://fsrussia.ru/news/2954-ekaterina-bobrova-ochen-vazhno-kakaya-atmosfera-v-komande.html
赤は勝利の色だが、私は雲一つない穏やかな空の象徴としての青を選ぶ
2017年4月21日(2日目終了時点)
団体戦でいちばん重要なのは、いい雰囲気と、いい応援。ロシアチームには「Together Forever Strong」というスローガンがあります。言い換えると、一緒にいるだけで、そしてお互いに応援するだけで私たちは強くなるということです。お互いに応援すること、お互いに助け合うことがとても重要で…
団体戦は特別なものです。「白・青・赤」の色を見ると、私たちの心臓は強く打ち始めます。これはただの美辞でも激情でもありません。私たちはみんな愛国者で、自分たちの国を、国旗を愛しているんです。それから、チームの女の子たちは勝利の色である赤を取るかもしれませんが、私なら青を選ぶでしょう。雲一つない穏やかな空のシンボルであり、公正さのシンボルであり、強いて言えば、政治抜きのスポーツのシンボルである青を。私たちはみんなひとつの大きな世界に住んでいて、どの国に住んでいるかは重要ではありません。雲一つない空がいつも頭上にあるよう互いに理解し合い、助け合うことの方が重要です。
http://fsrussia.ru/news/2960-ekaterina-bobrova-krasnyj-tsvet-pobedy-no-ya-vybirayu-goluboj-kak-simvol-bezoblachnogo-mirnogo-neba.html
私たちのチームは東京で最大限の演技ができたわけではない
2017年4月22日(全試合終了後)
ロシアチームは最大限の演技をできたわけではありませんが、この試合が私たちを結束させてくれたことをとても嬉しく思っています。私たちはお祭りの雰囲気を感じました。はしゃいで、自分のスケートをエンジョイしました。つまり、大会は素晴らしかった!私たちはシーズンが終了したことを嬉しく思っています。長くて簡単ではないシーズンになりましたから、きれいなピリオドを打てて特に良かったと思います。
特に印象的だったのは、今日の女子の試合。少なくとも上位6選手がクリーンで、エモーショナルで、最大限の滑りをしました。そして毎回、それぞれの演技が終わるたびにスタンディングオベーションが起こって!トップスリーをめぐる戦いの様子を全員が見たんです。そして、この戦いを客席から、チームメイトたちを応援しながら観戦できたのは素晴らしいことでした。ロシア女子はいい演技をしました。ジェーニャ(・メドベージェワ)は本当によくやった!
私のキャプテンという責務に関しては、チームメンバーがひとりも、どこへも遅れることなく、全員が必要なイベントに同じ状態(格好)で参加できたことを嬉しく思っています。この大会でキャプテンに選ばれて、この仕事を任されたことを嬉しく思っています。自分の役割を果たせているといいのですが。そして大会期間中に、私が頼りになることをチームメイト全員が分かってくれているといいですね。チームのみんなには本当に感謝しています。
http://fsrussia.ru/news/2966-ekaterina-bobrova-nasha-komanda-vystupila-v-tokio-ne-na-svoem-maksimume.html
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