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<ロシアではまだショーができない>アリ・ザカリアン

 この記事の最後に、引用元としてロシアのランビエル・フォーラムが紹介されています。不思議に思ってクリックしてみると、どうやらザカリアンの言葉に反発したロシアのランビエル・ファンたちが、「ロシアにもランビエルを!トップ選手を!本物のショーを!」という運動を起こしたようです。“半スケート”のアイス・エイジよりも、本当のテクニカルなスケートを見たい観客はたくさんいるはずだ。多くの人の賛同の声が欲しいと。実際にザカリアンにもメールを送り、ショーの要請をしたようです。
 日本の場合、荒川静香さんの金メダル一つで飛躍的にアイスショーが増え、私自身もいつの間にか、トップスケーターを生で観られることが当たり前になりつつあります。今ちょうどショーが開かれている韓国もそれに近い状況ですよね。なのに、フィギュア王国ロシアでは、外国人スケーターが数多く留学してくるロシアでは、本格的なアイスショーを見ることができないという現実。
 自国に金メダリストが多すぎるというのも、悩みの原因になりうるのですね…




ランビエルとプルシェンコのプロデューサー

ロシアとウクライナは テクニカルなフィギュアスケートを受け入れる準備がまだできていない



 スイスのフィギュアスケーター、ステファン・ランビエルと、ロシアのエフゲーニー・プルシェンコのプロデューサーを務めるアリ・ザカリアンが、ヨーロッパで行うショーについて語った。このショーにはウクライナのペア、タチヤナ・ヴォロソジャル/スタニスラフ・モロゾフも出演する。また、ロシアとウクライナでのショーについても考えを話してくれた。


 ヴォロソジャル/モロゾフは、世界のペアの中でもっとも興味深く、もっとも力強い組のひとつだと思う。ウクライナのスケーターは氷上に素晴らしく映えるし、彼らの滑りはあらゆる面において私のショーを形づくってくれる。それに、ウクライナ人のフィギュアスケートでの成功と可能性は、世界に十分に披露されていないと思う。あのアリョーナ・サフチェンコも、ドイツ代表として出場してはいるが、ウクライナ人なのだから。人々はそのことを知るべきだ。

 ショーの主な出演者は、サフチェンコ/ショルコヴィー、ステファン・ランビエル、シネイド・ケア/ジョン・ケア、そしてロシアの五輪チャンピオン、エフゲーニー・プルシェンコ等だ。また、ウクライナのアクロバットパフォーマー、セルゲイ・ヤキメンコも出る。4月9日、彼は世界初のユニークな大技を披露した。自動車を跳び超える宙返り(?)だ。セルゲイはこの演目を2ヶ月かけて準備したのだ。

 トリノの次はプラハ、ブラチスラヴァ、ヴィリニュス、ドレスデン等で公演を行う。ロシアとウクライナへは今のところ行く予定はない。これらの国(ロシアとウクライナ)では、人々がテクニカルなフィギュアスケートを受け入れる準備がまだできていないと考えている。テレビ番組のおかげで、舞台女優や映画俳優たちがフィギュアスケーターの「腕を取って」出てくるような光景に慣れっこになっているからだ。

 もちろん、「アイス・エイジ」のようなショーが存在する権利はある。しかし、これはメキシコのテレビシリーズのレベルだ。視聴者を画面に「縛り付け」て、(※本来の)エレメンツを行うフィギュアスケートの受け入れを、実は邪魔しているのだ。これは重大な心理学的問題だ。ロシアとウクライナにこの問題が存在する限り、私はこの2つの国ではショーを行わない。しかし遅かれ早かれ、人々はこれらの「ソープ・オペラ(昼ドラ)」に飽きるだろう。時を待とう。

 プルシェンコは、ちょうど今回の私のショーからオリンピックへの準備を始めた。素晴らしいコンディションで、健康上もまったく問題はない。ごく最近、エフゲーニーは自分の演技の中で、非常に難しいエレメンツを行った。ロサンゼルスの世界選手権で優勝したエヴァン・ライサチェクもやらなかったエレメンツだ。

 これはすでに不快な傾向となっている。男子シングルにおいて、2年連続4回転なしのチャンピオンが生まれたのだ!たしかにライサチェクはゴージャスな滑りを見せたし、おもしろいものを持っているし、バランスの良い演技だった。しかし、4回転ジャンプというのは、最高レベルのものだ。4回転ジャンプがない場合は減点されるべきだと私は思う。4回転なしではオリンピックで勝てないようにしてもらいたい。だからこそ、プルシェンコはプログラムに4回転を入れるつもりにしている。


 ザカリアンの言葉は、「All about Stephane Lambiel in Russian」フォーラムより(「Укринформ」からの引用)。


 あるショーでのランビエルの演技:


  (チェコでの「Tainted Love」の動画貼付)


2009年4月20日
「スポーツ.ru」



<原文>
http://www.sports.ru/others/figure-skating/7701340.html
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コメント

No title

双子が本当だったら 嬉しさ2倍
いや 3倍にも4倍になりそうですね。
本当に幸せになって欲しいです。
記者会見が開かれたら その時はお願いします。
ecoさんの訳を楽しみに待っています。

No title

riricoさん
まだタブロイド紙でしか報道がないので、ガセの可能性も十分ありますが、「双子」とまで書いてあります。本人たちの記者会見が開かれたりしたら、訳してみようと思っています。

No title

本当ですか?
本当だったら おめでたいことです。
子供は人生の大きな宝と生きる糧になります。
そろそろ人生の良きパートナーと幸せになって
欲しいなあと思っていましたから。まして子供も
誕生となれば嬉しいサプライズです。
教えていただき ありがとうございます。

プルシェンコも今のフィギュア界に一石投じて
欲しいと思っています。

No title

riricoさん
こんにちは^^
ヤグディンファンのriricoさんとしては、ちょっと・・・という記事ですよねぇ。私もあの番組は素直にスゴイと思っています。うまく通常のショーと両立できるようになればいいのですが。ま、ヤグ陣営vaプル陣営みたいな事情もあるのかもしれませんね…

プルシェンコの競技復帰、どんどん現実味を帯びてきた感じで、私も毎日情報をチェックしています。

ところで、本日付のロシアのタブロイド紙に「トットミアニーナが妊娠8週目」という記事が載っていました。相手はもちろんヤグディンということで…いちおうアベルブフさんの証言も入ってますが、もしガセだったらゴメンなさいm(_ _)m

No title

こんにちは。
Ice Age、否定されていますね。あれはあれで
エンターテイメントとしてもとても興味深いことを
やっているように思います。アイスショーは
エンターテイメントに徹してよいのではないかしら。
それよりなによりプルシェンコ情報が
気になります。彼自身にはそれほど 興味が
ありませんが、彼が競技に復帰することによって
多大な影響があります。もちろん4回転には
大いに期待しています。やっぱり競技会は
スポーツですから 当然 4回転は必要だと
思っています。次シーズンは盛り上がりそうですね。
楽しみです。

No title

ぷる子さん
ほんとですよね、どんなエレメンツだったのか気になりますよね。ちなみに原文では「複数形」で書かれていたので、2つ以上のエレメントを指していると思われます。
最近の動画を見ていると、ジャンプとステップだけなら本当に金メダルを獲れそうな勢いですよね?問題はスピン(膝)とつなぎの部分(体力)でしょうか。

プルシェンコは誰もが認める「天才」ですが、それ以上にすごいと思うのは、一人の師匠に全幅の信頼を置いているところです。ミーシンコーチとの強い強い「師弟の絆」があれば、不可能が可能になるかもしれない…そんなふうに思うんです。

No title

TSUGUMIさん
私も時々ロシアのフォーラムを覗くことがありますが、常にものすごく活発でビックリします。内容はあまり読んでいない(読めない)んですけどね(^_^;

シベリアから2日かけてですか!!スゴイ!!!
AOIの時のロシア語インタビューの中で、ステファン本人が「へナーとザカリャンが話をしていた」「喜んでロシアへ行きますよ」と発言していたので、ロシアのファンたちは期待していたのでしょうね。そこへ今回のこの発言。発起人は「『あなたは間違っている』とアリを説得しよう」と書いていました。うまく説得できて、ロシアにも大きなショーが来て、興行的にも大成功することを願ってやみません。

No title

茸の女王さん
アリ・ザカリャンって、元フィギュアスケーターだったのですか!?しかも、ミーシン一族とは!!私はてっきり生粋のプロデュース畑の人だと思いこんでいたので、「部外者がここまで言うのはちょっと…」と思っていたんですが、元スケーターと聞いて、事情が少し分かったような気がします。

この記事の中でも、ザカリャンは一貫して「私のショー」と言っているので、文字通り自分でマネジメントをしているのではないでしょうか。「ジェーニャは4回転を跳んでくれればそれでいいんだよ」みたいな印象を受けましたよ^^

No title

アリさんの言う「ライサもやらなかった難しいエレメンツ」というのが非常に気になります。
ドイツのショーでは、アンコールにクワドを成功させたとの情報もありますし、あまりにハイスピードで仕上げてきてるプルに、一抹の不安を覚えてしまいます。
現役に戻ることはそれだけ並大抵では出来ないものなんでしょうが…

No title

mekeさん
メダリストと俳優がペアを組んで、毎週違う演目で数ヶ月間戦い続けるなんて、日本では絶対に成り立たない番組ですよね。「さすがロシア、土壌が違うわー」と単純に考えていた私ですが、なるほど、「昼ドラ」という見方をしている人もいるのですねぇ。

某テレビ局もさほど変わらない…私も訳しながらまったく同じことを考えました(^^;

No title

こんにちは。興味深い記事のご紹介をありがとうございました。
ランビエールロシアフォーラムに反応してやって来ました(笑)
ロシアにはステファンの熱心なファンの方たちがいるのですが、ロシアにショーが来ないので彼らは悲しんでいるようです。
AOIチューリヒにもロシアの方が来ていましたし、この間のスロバキアのショーには「シベリアから2日かけて」来たファンがいたとMBにありました。

ロシアは自国のスターが多いから呼んでくれないのかと思っていました。ロシアのファンのためにもロシアのショーに呼んで欲しいものですね!

茸の女王さん 横から失礼します。
>ランビエールはアリではない人と組んでると思っていたので。
 ステファンのマネージメントはArt on Iceが行っており、アリさんはそこへショーの依頼をしたようです。なのでミーシン一族への仲間入りはないと思います(笑)

No title

この記事を見たとき、恐らくIce Ageへのものであろう発言も「ぶっ飛ばしてるなー」とハラハラしてましたが、「ランビエルとプルシェンコのプロデューサー」というところで引っかかっていました。ランビエールはアリではない人と組んでると思っていたので。
また最近アリはKings On Ice(プルシェンコショー)を「私のショー」と発言していました。わたしはてっきりKOIはジェーニャがキャストから何から考えてるんだと思っていたので、そんな気を使う仕事はあんたにゃ向かないからやめときなとジェーニャを心配すらしていました(私は単純です)。だからアリが全て整えてくれてることを知り安心しました。
アリはハリウッドとも繋がっていて「俺たちフィギュアスケーター」に絡んでいたようですね。映画の金髪天才少年キャラクターのダブル(吹き替え)は、アリがペアをするときの相方の男性スケーターらしいです。
アリはプルシェンコの兄弟子の一人(つまりミーシンの弟子)でもあるそうですが、色々と変な仕事をしてそうです。そしてランビエールのミーシン一族への仲間入り、大丈夫か!?と(笑)。

No title

見出しを見た瞬間は「できない」理由が経済的・技術的問題にあるのかと思いましたが、これはザカリャン氏、いろいろと思い切った発言ですね~!
「昼ドラ」…某テレビ局の放映の仕方もさほど変わらないような気もします(^^;)
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