ガールフレンドがルタイを助けた(下)
ペテルブルクのスケーターは悲しそうに検証する。
「今日は冒頭からうまく行きませんでした。4回転ジャンプを失敗してしまいました。これは僕にとってプログラムのキーポイントなんです。その後、最初のコンビネーションも決めることができず、リスクを負うことになりました。「蝶々」(倒れたり(?)、3回転ジャンプが1回転になってしまうことを、フィギュアスケーターはこのように呼ぶ ― 筆者注)を避けることはできましたが、自分の基本の滑りには満足していません」
ヴォロノフは全シーズンを通してうまく行っていなかった。ただロシア選手権だけは、ショートプログラムをうまく滑り、フリーはさらに輝かしい出来だった。残りの大きな試合はすべて実際に失敗だった。グランプリ・モスクワ大会ではショートプログラムで最下位の12位になったし、世界選手権とヨーロッパ選手権では、ロシアチャンピオンの彼がチーム2番手のルタイよりも、プロトコルの総計で下回ることになった。
このアレクセイ・ウルマノフの生徒自身は、起こったことを悲観的に考えてはいないし、苦い経験も役に立つと信じている。結論を実行することを請け合っている。この青年には潜在能力がある。
選手たちは、2009世界選手権での最小限の任務は果たしてくれた。
ロシアはバンクーバー五輪の出場枠2を得ることになった。しかし、チャンピオンとは40点近い開きがあり、1シーズンでこの差を埋めるのは非常に難しい。ロサンゼルス後には間違いなく、エフゲーニー・プルシェンコの復帰を金銭的に援助する必要性についての論議が再び始まるだろう。今の状態のプルシェンコが、ロサンゼルスでルタイやヴォロノフよりも果たして良い滑りをすることができただろうか。ましてやライサチェクとの戦いについては言うまでもない(?)。
このアメリカ人は、プレスセンターで彼の演技を観ていたタチヤナ・タラソワから、拍手喝采を浴びた。この2年間、武器庫に4回転を持たないフィギュアスケーターが世界チャンピオンになっている。彼に実質的に金メダルを与えてしまったのはジュベールだ。フリープログラムの冒頭で申し分のない4回転を決めたにもかかわらず、後のアクセルを2つとも失敗してしまったのだ。
ライサチェク本人は優勝インタビュー(?)で、「勝利のことはあまり考えなかった。良い演技をしてホームのロサンゼルスのファンに喜んでもらいたいたかっただけだ」と語っている。これが彼を成功に導いた。
(終)
<自習メモ>
делать трагедию из чего あまりに悲観的に考える
тронная речь 勅語
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