<カタリナは一年後に花を咲かせる>アレクセイ・ミーシン
びっくりはしましたが不思議と痛々しいという印象はなく
美しい彼女がますます輝いて見えたのは私だけでしょうか。
フィギュアスケートのヨーロッパ選手権がヘルシンキで開催中だが、今日1月23日、女子選手たちが登場し、ショートプログラムの演技を行った。ロシア人で最初にリンクに登場したのはカタリナ・ゲルボルト。なぜか顔にチューブを付けて。いったい何があったのかを、『オールスポーツ』スポーツ情報局特派員に対し、カタリナ・ゲルボルトのコーチであるアレクセイ・ミーシンが説明してくれた。
あなたの暗黙の質問に答えよう。カタリナは上顎洞炎(※蓄膿症)が悪化した。洞に穴を開け、物質を流し出すためのチューブを挿入している。フリーでも耐えなくてはならない。シベリア幹線鉄道以来、ロシア人女性はすべてを耐え忍ばなくてはならないのだ。幹線は敷かれたのだから、フリープログラムを実施しよう。
カタリナは今も自身の最高のものを見せてはいない。シーズンベストは出たが、それはこれまでの演技が悪かったからにすぎない。今回カタリナは、多かれ少なかれ自分の力で演技をした。しかしこれが限界ではない。よく言われるように、転んだり起きたりしながら我々は成長するのだ。
私はあなたに次のように言おう。カーチャは一年もすれば、溢れんばかりの力で滑り始める。なぜかは語らないでおこう。彼女の健康、女性らしさ、そしてスケートが花開くのは、一年後になるだろう。待っていてほしい。
2009年1月23日
『オールスポーツ』
<原文>
http://www.allsportinfo.ru/archive.php?id=23186&s_s=106&s_d=11&s_m=1&s_y=2009&b=1&l=40
<自習メモ>
немо'й 聾唖の/沈黙している、静かな/密かな
обостряться とがる/鋭くなる、敏感になる/悪化する
преде'л 境界/範囲/限界、極限
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