ヴォロノフはループ、ボロドゥリンはアクセルに泣く
ヴォロノフは練習とは別物の気合いで。
二人とも納得のいく良い演技をしてほしいですね。
ついでにメダルもついて来ますように!
ヘルシンキ、1月21日、РИАニュース、オリガ・ティモシェンコ
フィギュアスケート・ヨーロッパ選手権で、ロシアのセルゲイ・ヴォロノフは現在6位。ショートプログラムでは、また例によってループに泣かされたと嘆いた。
「たぶん、より難度の高いフリップに変更しなくてはいけませんね。このデジャヴ(※既視感)に悩まされるのはもう3年目ですから。最初は世界選手権で、今度はこのヨーロッパ選手権でしょ」と、ヴォロノフはジャーナリストたちに言った。
「でも、これはスポーツですから、失敗が無いということは無いんです。それにだいたい、僕の練習での滑りは、試合でお見せしているものとは比べられません。というのは、僕は練習ではたいてい何も出来ないからです。正直に言うと、今日は僕に出来ること全部をそろえたんです。会心の出来とは行かなかったけれど、まずまずの滑りでした」
練習での不出来と、今回の公式戦での上出来についての話を続けながら、このようなパラドックス(※逆説)が起こったのは自分だけではないことに、ヴォロノフは言及した。
「ヤグディンにもこのようなことがあったそうです。これはただの噂ではありません。もし1人の人間に出来るのなら、たとえ良くはならなくても(?)試してみない手はないでしょう。だって、あなたにも出来るんですから」(※この2文はよくわかりませんでした)
メダル争いのチャンスについては、フリープログラムの前に語ることはなかった。
「明日は誰かとではなく、自分自身と戦うことになるでしょう。メダルの話はその後にしましょう」
つづいて、ヘルシンキに出場しているロシア人スケーターのひとり、アルチョム・ボロドゥリンがコメントした。彼もまた1つのジャンプに泣かされた。アクセルだ。
「僕が悪いんです。急いでしまいました。すごく跳びたかったので」と彼は言った。
「このジャンプは今朝の練習でも成功していたし、6分間練習でも1本目から軽くクリアしていました。だから試合でもすべてバーンとうまく行くと思ったんです。でも、違いました」
「練習では彼はいつも安定してるんですよ。なのにこの試合では…運命みたいなものですね」と、ヴォロノフがフォローした。
ショートプログラム終了時点で、ヴォロノフ6位、セルゲイ・ルタイ(※名前を間違われてる!?)8位、ボロドゥリンは15位。
2009年1月21日
オリガ・ティモシェンコ
<原文・写真>
http://www.rian.ru/sport/20090121/159798344.html
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