<10年前の再現はできなくても>マリヤ・ブッテルスカヤ
トップページのアクセスカウンターが本日1万を突破いたしました。
こんなに多くの方にお越し頂けるとは思ってもいなかったので
本当にびっくりしています。皆さまどうもありがとうございます。
シーズン中はとにかくできるだけ多くの記事を訳し
ワールドが終わってからきちんとした勉強をする計画ですので
レベルの上がらない訳文に今しばらくお付き合いくださいますよう
皆さまどうぞよろしくお願いいたします。
さて今回は、初代氷上のセクシークイン(!?)ブッテルスカヤが初登場です!
しかし 価値ある出場となるでしょう
明日、1月20日、フィギュアスケート・ヨーロッパ選手権(於ヘルシンキ)の試合が始まる。ちょうど10年前、1999年にこのフィンランドの首都で世界選手権が行われ、ロシアチームは4種目すべてで金メダルを勝ち取った。
1999年女子シングル世界チャンピオン(我が国で最初の女子シングル金メダリスト)マリヤ・ブッテルスカヤが、『オールスポーツ』スポーツ情報局通信員のために、10年後のヘルシンキでの我らがチームの展望を分析してくれた。
今回のヨーロッパ選手権における我が国の展望は悪くないと思います。
全体としては、もちろん我がチームが10年前の勝利を再現することはできないでしょう。でも、価値ある出場となるでしょう。
アイスダンスでは2~3個メダルを獲りましょう。ペアでは必ず1つ、もしできるなら頑張って2つ獲りましょう。負ける可能性があるのは、まぁ、ドイツのサフチェンコ&ショルコビーだけだと思いますが、ウクライナのペアも十分に強敵です。
セルゲイ・ヴォロノフは、男子シングルでメダル争いをするはずです。でもそれは、彼がショートプログラムでどんな演技をするのか、フリーでどのようなウォームアップを見せるのかなど、多くの条件次第です。私が思うに、ヴォロノフは十分トップ3に値する力を持っており、すでにその準備はできています。
さて、女子ですが…ロシア選手権では12歳の少女が優勝しました。ですから、今のところ何らかの予想をすることはできないでしょうね。私はアデリナ・ソトニコワをとても気に入っています。独特のものを持っていて、いつも気持ちを込めて滑っています。まだ小さいのが残念です。
マリヤはまた、現在の採点システムと、それがフィギュアスケートの発展に及ぼす影響について、自らの考えを語った。
いちばん興味深いのは、彼らはシステムをより公正なものにしたかったのに、全くそうはならなかったということです。フィギュアスケートは「6.0」システムからの変更で多くのものを失ったと思います。だって観客は、あの得点発表の瞬間がいちばん好きだったでしょ。アナウンサーが「5.9、6.0、6.0…」と読み上げる時が。でも今の素っ気ない点数では、ほとんどの人は理解できません。数学が得点の美味しさを殺してしまったんです。
それはどういう意味かって?今も誰かを引き上げなくてはいけないし、誰かを押さえなくてはいけないということです。
マリヤ・ブッテルスカヤは手短に述べた。
2009年1月19日
『オールスポーツ』
<原文>
http://www.allsportinfo.ru/archive.php?id=23038&s_s=106&s_d=11&s_m=1&s_y=2009&b=2&l=40
- 関連記事
-
- ブッテルスカヤ<リプニツカヤはテクニックを変える必要がある> (2016/02/04)
- ブッテルスカヤ<トゥクタミシェワはみんなのお手本> (2014/11/23)
- <コーチとして自分を確立したい>マリア・ブティルスカヤ (2011/07/24)
- マリア・ブッテルスカヤが第2子を出産 (2009/06/04)
- <10年前の再現はできなくても>マリヤ・ブッテルスカヤ (2009/01/20)