メドベージェワ<リンクでは人間じゃなくスポーツ選手>
2017年4月1日、ヘルシンキ
アナトーリー・サモフヴァロフ
世界選手権2連覇を果たしたロシアのフィギュアスケーター、エフゲニア・メドベージェワ選手は言う。ヘルシンキ大会のリンクで、自分は自分の演技のみに集中していると感じていたと。
金曜日、メドベージェワはヘルシンキの地で女子シングルを制し、自身2つ目の世界選手権金メダルを獲得した。彼女の直前に同じロシアのアンナ・ポゴリラヤが演技し、大きなミスを連発して13位に終わった。
「周囲の状況に心を乱されることは特にありません。なぜならリンクでの私は、人間ではなくスポーツ選手だからです」とメドベージェワ。ポゴリラヤの演技が良くなかったことで混乱しなかったか?との記者会見での質問への答えだ。「私には、感情に意志を与える権利がないんです。私はリンクへ出て、自分の仕事をして、完全に自分自身に集中できていなくてはいけません。一瞬気づきましたが、次の瞬間にはもう、いま見たばかりのことを忘れていました。これは私にとって、何かの状況を乗り切るという例の経験でした。その(ポゴリラヤの)涙がうれし涙だったのか、それとも悲しい涙だったのかは分かりませんでした」
「私はまだ誰がどんな滑りをしたのか知りません。今日はホテルの部屋へ戻って、世界選手権の結果を見ます」とスケーターはつけ加えた。
<原文>
http://rsport.ru/figure_skating/20170401/1118417726.html
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