ベステミアノワ<すべては政治>
2017年3月31日
エレーナ・ヂヤチコワ
五輪チャンピオンのナタリア・ベステミアノワはこう考えている。マリー=フランス・デュブレイユ&パトリス・ローゾンコーチという名のカナダのロビー活動が、ヘルシンキ世界選手権でショートダンスの結果に影響を与えたと。
ショートダンス終了時点で上位3組を占めたのは、デュブレイユ&ローゾンの生徒たち。カナダのテッサ・ヴァーチュー/スコット・モイア組、フランスのガブリエラ・パパダキス/ギョーム・シゼロン組、アメリカのマディソン・ハベル/ザカリー・ドノヒュー組だ。
「これはすべて政治です。世界最高のカップルたちをコーチしているデュブレイユ&ローゾンという、カナダのコングロマリット(複合体)。彼らのもとで練習しているアメリカ3番手のカップルは、シーズン初めの滑りは悪かったのに、今回突然、他のアメリカ組より良い滑りをしています。彼らは裏であらゆる糸を引いているため、何もかも自分たちに都合のいい形でやっている。一方、ロシアのカップルたちはそういうものをすべて失いました」
「悪いのはロシアフィギュアスケート連盟でしょうか?もっと上を見てください。ロシアには技術委員会のメンバーがいるのですよ。アーラ・シェホフツォワのことです。私たちが現役で滑っていた頃、ISUにお国(ソ連)の人間はいなくて、イギリス人が私たちのために戦ってくれたのです!今はそこ(※ISUの技術委員会)にロシア人が座っているのに、私たちのために仕事をしない。いったいどういうことでしょうか?」とベステミアノワは指摘した。
<原文>
https://www.sports.ru/figure-skating/1049862970.html
<原文の元記事>
http://rsport.ru/figure_skating/20170331/1118403069.html