<それでも我々は“6.0”の住人だ>アレクセイ・ヤグディン
分からないところが多くてすみません…勉強しなくては~
エリック・ボンパール杯に思いがけないゲスト。ミックスゾーン裏に、スタイリッシュなグレーのスーツに身を包んだアレクセイ・ヤグディンがいたのだ。オリンピックチャンピオンがいるのに、男子シングルについて何も聞かない手があるだろうか?
― アレクセイ、新しいリーダーたちはどうですか?彼らのスケーティングはいかがですか?
実際のところ、そういうリーダーはいなかったと思いますが…僕が今ではフィギュアスケートにほとんど注目していないということが、ここパリでよく分かったんです。僕は試合を覗き見ただけです(※この段落の訳はあやしいです)。
― では、今見たものについて、どんな印象を持ちましたか?
フランスのアルバンがとても気に入りました。それに日本の小塚も良かった。僕はこの子たちを知ってます。
― 1位になったカナダのチャンは?
彼がどうやって1位になったのか、僕にはわかりません。(いぶかしげに頭を振って)いいですか、僕は現在のルールにそれほど精通しているわけではありませんが、いずれにせよ、起こったこと(※もしくは以前のルール?)に基づいて判定します。もちろん、新システムのエレメントに関する事情はわかります。でも…全体として、僕は日本人が勝っていたと思います。しかし、グランプリ・シリーズは、審判ができるような試合ではないですからね。ヨーロッパ選手権や世界選手権とは違います。
― 現在のルールは、あなたが滑っていた頃のルールに比べてどれぐらい違うのでしょうか?
ぜんぜん違います。僕は基本的にこの変更に賛成です。でも、この新しいルールの中で自分がどう感じるか実際に経験していないので…そうなんです、僕たちはやっぱり“6.0”の住人なんです。これは、僕がジェーニャ・プルシェンコのような優等生であるということではありません(?)。でも実際のところ、その時の方が(フィギュアスケートを)見るのが面白かったと思います。採点システムは観ている人にもっと分かりやすいものでした。そしてもちろん、レベルも、テクニックの組み合わせも、ジャンプもです。ジェーニャと僕だけじゃなく、サーシャ・アプトもいたし、ティモシー・ゲイブルも、本田武史もいましたから。僕が思うに、ちょうどその頃が、今よりもはるかに面白い時代でしたね。
2008年11月16日
ナジェジダ・バラノワ
<原文>
http://www.championat.ru/other/article-27350.html
<自習メモ>
вещи (複)事情、事態
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